星降る夜は・2019-08-26
ポエム
シーグラス
まるくなる
まるくなる
尖ったガラスも
まるくなる
波に揉まれて
まるくなる
こころに
刺さった
鋭い破片も
波に揉まれて
まあるくなあれ
君の目で世界を見てみたい
僕には見えないものが見えるはずだから
今はまだ答えを知りたくない
喜びと悲しみに出会うべき時に
君の目で世界を見てみたい
僕には見えないものが
見えるはずだから
たまたま作家さんの個展を拝見することになり
知った
シーグラスとは、ガラスやビンなどが年月をかけて
あの綺麗な色になるそうだ
私は普通に海にあるものだと思っていた
私も誰かに素敵だなって言って貰える
そんな素敵な作品を作ってみたいなって思った
恋はシーグラスのように
光り輝いて見えた
昨日午前授業だったから
1人で電車乗って海まで行ってきた
シャボン玉したり
写真撮ったり
シーグラス拾ったり
楽しかった
シーグラス
元はただのガラスの破片
触るとケガするし
拾われても捨てられる
でも、波に揉まれ
角が丸まったシーグラスは
とても綺麗
拾ってくれた人を
笑顔にすることも出来る
私はそういうふうに
歳をとって生きたい
愛しくて儚いね
忘れたくないことが多過ぎて
胸の中大切に
仕舞っておくよ、ずっと
このまま
カーテンの隙間から差し込んだ朝が
眩しすぎて瞑った瞳
そのまま眠りに落ちて
夢現 微かに聞こえる寝息さえも
愛しくて儚いね
忘れたくない事が多過ぎて
胸の中大切に仕舞っておくよ
ずっと このまま