はじめる

#下手くそでごめんなさい

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全101作品・

冬桜に願い事
~君の幸せを誰よりも願ってる~






“なあ、真司。”



いつもよりワントーン高い声。



“なんや。気持ち悪い。”



急に珍しいことして甘えてくる。

優奈が甘えるときは決まって何か隠しているときだ。

この素直やない、可愛げもない、口も悪い女は俺の初恋だ。

親の再婚で小学校低学年の頃に義兄妹になった。



第一印象はヘラヘラ笑ううざいやつ。

辛くても悲しくてもヘラヘラ笑う優奈が腹立つくらい愛おしかった。

失恋やって笑う優奈はほんまにうざかった。





ていう、過去の話。今はもう…どうでもいい。





“あたし、桜見に行きたい。行こうや。”



“はあ?あほか。桜が咲くんは4月や。あほ。”



“そんなにあほあほ言わんでええやんか…”



見た目に反して体調を崩しやすい優奈の様子を見に来たところ、座るよう促され、しゃあなしに座った。

親は共働きで朝からさっさと働きに行ってしまったので、優奈が体調を崩した日は俺が看病している。



“なあ。めんどかったら無理せんでええねんで?”



そんな不安そうな顔で言うなや。



胸に針を刺されたような痛みに襲われる。



やめろや…そんな顔で見られても俺はなんにも与えられんねんから。



“別に…無理なんてしてへんわ。どーせ、学校行ってもおもんないし。”



“ぶはっ。そーやった!真司友達おらんもんなー!”



すこぶる腹立つ。おっさんみたいな笑い方も馬鹿にするような言い方も、それにときめく俺も。



“んで、愛しの彼氏様から返事きたんか?”



さっきまでの元気はどこへやら、黙り込んだ。



優奈は黙ってりゃそこそこ可愛い。

長い髪は唯一、女らしいとこだ。

やから、優奈も人並みの恋愛経験はある。

馬鹿みたいに片思いしてる俺よりかは。



“…バイト。忙しんじゃね?”



乱暴に優奈の頭を撫で回した。



“わー!やめてや真司!頭ハゲるわ!”



空元気に声を上げた優奈に腹立ち、撫で続けた。

一通り騒いだ後、手を離した。

ちょっとした沈黙が流れる。

窓の外の木の葉は随分と落ちている。



“…別れた。また…失恋や…”



そう言って優奈は笑った。



“…そうか。まーあいつは優奈には合ってへんかったし、二股するような奴やし、別にええんちゃう。”



“やろー。あたしもそう思う。”



そう言って優奈は窓の外を眺めた。

優奈の横顔にまた胸が痛む。

でも、さっきのような痛みではない。

罪悪感による痛み。自分を正当化しようとしてる痛み。



あーあ。俺は最低やな。優奈が別れて喜んどる。ごめんな。



優奈の横顔を見つめながら心の中で謝った。



“なーやっぱ、桜見に行こうや!”



優奈が気を取り直したかのように明るく言った。



“やから、桜なんて今の季節は…”



“冬桜!冬に咲く桜があんねんて!行こうや!”



俺の話を遮って、優奈が言った。



“そんなん聞いたことないで?自分、どこで聞いたん?”



正直、優奈が知っていたとは思わない。



“かいじぃに聞いてん!”



なるほど。かいじぃから聞いたなら納得できる。

かいじぃは俺らが幼い頃に知り合った物知りじいちゃんだ。

喫茶店のマスターで優奈のバイト先でもある。



“青森に冬に咲く桜があるって!雪と桜が同時に見れるなんて凄いやん!”



知っている情報を全て説明している。この癖は興奮していることを表す。

そして、ここまでくると誰にも止められない。

俺がうんと頷くまで話し続けるだろう。



“わかった。行こう。”



次は根負けした俺が優奈の話を遮るように返事した。

優奈の顔に笑顔が溢れる。



“ほんまに?約束やで!”



“わかったから、はよ元気になれよ。”



年末の家族旅行の行き先が決まった。







あっという間に年末。俺らは恒例の家族旅行のため、青森に向かった。

青森は大雪で気を抜くとすっ転びそうになる。

優奈はもう、2回転けている。

それでも、大阪では滅多に見れない雪景色に恥ずかしいくらい興奮している。

柄もなく優奈と雪合戦をしてしまうほどに。



“真司!お母ちゃん!お父ちゃん!はよ!はよ行こう!”



前で楽しそうにはしゃぐ優奈を俺らは笑って追いかけた。

きっとあいつの精神年齢は5歳だと思う。

冗談抜きで。真面目に。

まーでも、ようやく優奈のほんまの笑顔が見れて、良かったと思う。
      
…俺だって、兄としてちょっとは心配してたのだ。




そして、優奈の本題。

冬桜を見に来た。

わざわざ、名所の近くの旅館に泊まり、ライトアップされた時間帯に見に行く予定やった。

でも、お母ちゃんとお父ちゃんが酒で潰れて、結局俺と優奈で見に行くこととなった。

弘前公園の入り口からちょっと行ったところ。

ふざけ合ってケラケラと入ったことを後悔した。



息を呑む。言葉にならなかった。

圧倒的な迫力、なのにどこか儚い。

ライトアップされ輝く満開の桜。

花びらと雪とが俺らに降り注ぎ、包み込んだ。



““きれい…””



言葉にならなかったのは優奈も同じようでこの一言しかお互い言えなかった。
 
数分桜を見つめた後、優奈が思い出すように言った。



“桜の花びら…!そや!真司!桜の花びら取らな!”



そう言うと優奈は上を向き、降ってくる花びらを取ろうと暴れだした。



“なんや急に。優奈やめえ。空気読め。”



周りにも見に来ている人はいて、こっちを見てクスクス笑うカップルとか家族がいっぱいおる。



“ちゃうねん!降ってくる花びら取れたら、願いが叶うねん!真司知らんの?!”



優奈が周りの人お構いなしに叫んだ。



何がちゃうねん…



小さな溜息をひとつ。

優奈は言い出したら誰にも止められへん。

となれば、さっさと取ってここを退散するしかない。

目線を上にあげる。

ギリギリまで落ちてこないと、花びらか雪か区別がつかない。

思ったより難しそうや。



“そんなに叶えたい願いでもあったんか?!”



優奈に問う。



“お願いはいっぱいある!全部叶えてもらう!”



優奈らしい返事に力がぬける。



“花びら何枚取る気やねん?!”



今のところ1枚も取れていない。



“1枚でええ!冬桜は普通の桜と違って、いっぱい叶えてくれそうやん!”



まさかと思う。



“まさか…そのために冬桜見に行きたいって言ったんちゃうやろな?!”



流石にそれやとあほすぎる。



“やったら何?!”



…ほんまのあほやった。

そんなこと言いながら2人で花びらを追いかけ回した。

ふと、目の前に1枚の花びらが落ちてきた。

手を伸ばす。

指先に何か温かいものが触れる感覚がした。



““取った!””



ほぼ同時。顔を見合わせた。



“真司!取れた!お願いせな!”



大興奮の優奈は花びらに向かってぶつぶつとお願いしていた。

俺は…俺の願いはただ一つだ。



“優奈を幸せに出来ますように。”



誰にも聞こえないような小さな声で言った。

我ながら情けない願いだ。

しかし、これしか見当たらない。

優奈はお願いを終えたのか笑顔でこっちを向いた。



“帰ろっか。”



来た道を戻っていく。



“真司は何お願いしたん?”



“俺は…”



出しかけた言葉を飲み込む。

何言おうとしてんねん。

優奈があまりにも綺麗な顔で問うから、こんな映画みたいなシチュエーションで聞くから、うっかり口を滑らしそうになる。



“優奈は何お願いしてん?”



誤魔化すように聞き返した。



“あたしはねー。まず、お小遣いアップやろ?で、成績アップやろ?

あとね!次こそは運命の人に出会えますように!”




満面の笑みで残酷な事を言う。




運命の人…俺やろ…?

俺以上に優奈をわかる奴なんていない。

俺以上に優奈の事で頭がいっぱいの奴なんていない。

俺が誰よりも優奈を守れる。幸せに出来る。

そんな自信がある。

優奈の悪気のない残酷さに腹が立つ。

もう…言ってしまおうか。

ここまで必死に築き上げてきた優奈にとっての理想の家族。

優しい俺のお父ちゃんがいて、明るい優奈のお母ちゃんがいて、仲の良い兄の俺がいる。

でも、そんなの俺の1言で全部終わる。

少なくとも仲の良い兄妹では無くなる。

優奈を泣かせるかもしれへん。

嫌、きっと泣かせるだろう。

それでも、俺がそれ以上に笑わすから。

優奈を幸せにするから。

やから…




冬桜のジンクス信じてみようか。




“優奈…!”


“あー!”



俺が決意して名前を呼んだのと、優奈が叫んだのはほぼ同時。

神様は随分と意地悪だ。



“1番大切なお願い忘れてた!”



優奈がハッとしたように声を上げた。

そして、ポケットから小さな花びらを取り出し、胸の前で握り締めた。



“家族みんなが健康で笑顔で過ごせますように!真司とも仲良う出来ますように!”



ぶはっ。っと照れ隠しのように大爆笑している。



“はずー!やけど、1番大事やもんね!”



優奈のお願いはまともなんやろう。

子供は親の健康を願うし、親は子供の笑顔を願う。

きっと家族は家族の幸せを願うのだろう。

やから、優奈のお願いに顔をしかめた俺は親不孝で、優奈を幸せにするなんて無理なんやろうな。

正直優奈を好きになってから、こんな紙切れ1枚で繋がられた家族に嫌気がさしていた。

これは誰のせいでもない。俺のせい。
          
どうしても、優奈を妹に見れんかった。

やけど、優奈は俺を兄としか見たことないんやろうな。

優奈は優奈なりに必死に家族を作ってきたんやろうな。



“…んじ!真司!”




考え込んでた俺を不思議そうに見つめる。



あぁ。やっぱ俺は最低な奴や。

こんなにも優奈が愛おしいなんて。抱きしめたいなんて。



“なー。真司は何お願いしたん?”



“俺は…”



俺は、やっぱり優奈が好きで、

幸せになってほしくて、

優奈が泣いていたら1番側にいてあげたい。

優奈が悲しいなら頭を撫でてあげたい。

優奈が悩んでいたら一緒に悩みたい。

優奈が辛いなら半分の苦しみを背負いたい。

逆に、優奈が嬉しい日は俺も嬉しい。

優奈が笑った瞬間は俺も幸せになれる。

やから…俺の願いは…



“家族が…優奈が…幸せでありますように。”



“えー!真司も同じこと思ってたん?!めっちゃ意外やわー!やけど、嬉しいで!ありがとう!”



そんな…いい笑顔で言われたら諦めるしかないやんか。



冷たい風が胸を刺す。



なあ、冬桜。

1回くらいの願い変更は許してな。

この願いはもう一生変更せえへんから。

やから…ちゃんと叶えてや?

やないと、ここまで来て、こんなことした意味あらへんやろ?

よろしく頼むで。



ポケットの中の花びらを握った。

まな・2021-01-07
まなの小説
長編小説
冬桜に願い事
初恋
下手くそでごめんなさい
関西弁
良ければ感想ください
人の幸せ
君の幸せを誰よりも願ってる







【最後の涙と俺達は__】









「休校…?」








卒業まであと13日





そんなカレンダーが





0日に変わったのは






最後のあの日だった。













「俺たちって恵まれてないね」







そんなことを呑気に




話しながら笑ってた。







本当は辛かった。





泣きたかった。







でも今日泣いたら





最後の今日が






勿体なかった。








今日がこんなに重いんだ。







他の人からしたら





俺らの青春はどうでもいい。









大嫌いだった友達。






大嫌いだった先生。






大嫌いだった日常。









全部がこの日で宝になった。











結局泣いちゃって。










「ごめんね。」








「また会おうね。」










何気ない言葉を交わした。










命が大切なのは分かってる。








でも、あの嫌いだった奴らの








涙を見たらもう1回








笑わせたいって思ったんだ。











神様。お願いします。








俺達に明日をください。









俺達だけの明日をください。











叶わないんだ。







神様は意地悪だから。











「っしゃー、学校休みだ」








「遊べるー」










俺も在校生なら





そう思ってただろう。










卒業生という






輝かしい立場に居るのに






最後の日までださかった。










大人の判断で






子供の思いも聞かずに








操作された俺達の運命。













卒業式当日。










広い体育館に









寂しそうに居るのは







俺達と先生。














「在校生からの贈り物です」









テレビに映されたのは







「卒業おめでとう」と






書かれた紙を持った










無邪気に笑うあいつらだった。








泣くつもりなんかなかったのに。











早く捨てたかった






何気ない日常に帰りたい。









おかえりと笑う君に会いたい。












「お前らは






最後の最後まで






最高のクラスだったよ。







冗談抜きでお前らは





先生の大事な







自慢の生徒だからな。







最後まで何もできない






先生でごめんなぁ…」













大嫌いだった先生から






出た言葉に俺は






涙が止まらなかった。









「また会える」







そんなことは分かってる。









おはようと笑うことは








またなと叫ぶことは









無いかもしれないんだ。

















最後まで笑う君への想いも








桜と一緒に散ってった___。

瀬在_さよなら・2020-03-28
すぐ消す
没小説
実話小説
下手くそ
小説
実話
初めて書いた
下手くそでごめんなさい
意味不

1度じゃなくて

もう一度。


君からの「好き」が

聞きたいんだ。

翼໒꒱· ゚-・2020-07-26
1度じゃなくて。
下手くそでごめんなさい
タグお借りしました
創作໒꒱

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に101作品あります

アプリでもっとみる

ねぇ、一人にしないで

置いて行かないで 

本当の自分なんて イラナイカラ

空来=そら・2020-05-22
お願い
仮面を被った僕は
独り言
使わせていただきました
下手くそでごめんなさい
写真出てこなかった

そんな君の涙は

僕が隠してみせるから

拭ってあげるから、

彩晴=いろは・2020-06-09
泣き虫な強がり
君だから
今は
たくさん泣いていいんだよ
タグお借りしました
下手くそでごめんなさい
意味不
独り言
それだけでいい

2011.3.11




あの日から9年


当時の私はまだ小さくて


今ではあまり覚えてはいない


でも,これだけはわかる


“生きたいと思っていた人が沢山亡くなってしまった”


“亡くなってしまった人達のために私たちは生きているんだ”って


だから辛くても前を向いて生きてみようよ


そして,自分達より小さい世代に9年前のことを伝えて地震の怖さを理解してもらおう

人は皆助け合いながら生きている___

芽吹(病み期´;ω;`)・2020-03-11
東日本大震災
思い
過去
伝える
助け合い
地震
下手くそでごめんなさい
❤︎︎︎☁︎︎*.
kotoの思い出

画面越しの言葉
その奥の3次元

傷付くのは3次元の人間だ。




"辞めませんか"




そんな言葉じゃ届かない

叶実/かなみ・2020-05-26
大切な命を守る為に。
誹謗中傷
由菜。さんのタグお借りしました。
下手くそでごめんなさい

どんなに"愛"を願っても

どんなに君を"愛"しても

僕の心には

『哀』しか残らなくて、

星紫=ほし・2020-07-12
iを抱く僕等
タグ使わせて頂きました
下手くそでごめんなさい
語彙力探知隊
独り言
片想い

『懐かしいね』

そう言って思い出したのは

11年前の家族旅行










家を夜中出発して朝方着いた

待ちに待った2泊3日の旅行










朝から晩まで楽しんだ

写真もいっぱい撮って

お土産もいっぱい買って










写真だって残ってる

もちろん記憶にだって










って言っても懐かしむほどの思い出でもない










僕の11年前の記憶は

あるっちゃあるけど断片的で

思い出したくないものだらけ










楽しい記憶は全くなくて

悲しくて辛い記憶だけ




















__11年前の×月×日

それは両親とまだ0歳だった弟の命日










初めての家族旅行の帰りのこと

両親と弟と僕が乗った車

高速道路だった










旅行の帰りで眠かった僕は

車の中でうとうとしていた










その時だった










いきなり目の前が真っ暗になって

人の声だけが聞こえる










『大丈夫…で、すか。』

『誰か…。誰、か、救急車…!』










その時僕は

夢か現実か分からなかった










頭では動こうとしてるのに

体が言うこと聞かなくて

目の前が真っ暗で





夢にしては

人の声やら悲鳴やらはっきり聞こえる










そっからの記憶はない










長い間眠ってたらしいから










ただはっきり覚えてるのは

目が覚めた時

僕がいたのは家じゃなかったってこと










消毒の匂いがして

すごく清潔で綺麗な部屋










隣には僕の手を握って寝てる祖母

険しい顔をしながら寝てる





それから涙を流してる祖父

はっきり言って酷い顔だ










あとから聞いた話だけど

僕は1ヶ月眠ってたらしい

まあ要するに意識が戻らなかった










そして僕がいた部屋

病室だ

入院してたらしい




















僕には失ったものがある

それは










3人の家族だ

両親と弟










僕は一人になったわけだ










家に帰る途中

事故にあって3人が命を落とした










なんて聞かされても実感が全くない

だってそこにいるんだもん










両親と母に抱っこされてる弟が










そう僕は家族を失ったけど

霊感を手に入れた




















これから先の僕の人生。

僕と家族のちょっとおかしな

日常の始まりだった

ワンコインピンチ💸( '-' 💸 )マネーチャン・2020-04-15
小説
小説風
小説書いてみた
ポエム
ポエム?
家族
下手くそでごめんなさい

゛桜゛1話

__また逢いたい、桜の木の下で__

3年前、ある友達と約束をした

それは、もう叶えることの出来ない約束

__3年前__

僕は元々心臓が弱くて、入院や退院を繰り返していた

薬だってかなりあるし治療だって辛い

でも、僕の治療がまだマシだと思うようになった

__あの日、アイツが来るまでは__



いつものようにベットの上で本を読んでいると

ナースが来て僕に話しかけてきた

「今日からここの部屋2人になるけどいいかな?」

びっくりした、病室に人が増えるなんて

僕は1人は寂しかったし

話し相手が増えるから嬉しくて

頷いた、すると男の子がやってきて

話しかけてきた、

「やぁ、俺は如月紗桜よろしくな!」

そこから君と僕の時間が動き出した__。



話したり、本を一緒に読んだり

たまに喧嘩したり、仲直りしたり

とても楽しい時間が過ぎた

ある日の夜、僕がふと、目を覚ますと

隣から泣き声が聞こえた

隣を覗いてみると、紗桜は

夜空を見上げながら涙を流していた


初めて見る光景に僕は驚きを隠せなかった

紗桜が泣くなんてよっぽど辛い事がないと

紗桜はあんな風に泣かない、そう思った僕は

紗桜に声を掛けた

「ねぇ、大丈夫…?」

僕がそう言うと紗桜はビックリした顔をして

こっちを見てくる、そして今さっきまで泣いていたのに

笑いながら紗桜はこう言ってきた

__お前、起きてたの?笑__

__あーー、カッコ悪い所見せちったな笑__

僕はふと思った

__紗桜は何かを隠している__





__2話に続く__









続き出すか出さないかは気分次第なんで許して( '-' )

多分出すと思うけどね(๑>؂•̀๑)テヘペロ

如月←やめまふ( '-' )☆出戻りするか分かんない・2020-02-19
独り言
小説
続編あり
゛桜゛
1話
下手くそでごめんなさい


彼の隣で 頬を染め

嬉しそうに笑う君を

今日もまた、眺めてる。

彩晴=いろは・2020-06-17
君の横顔。
君の後ろ姿。
タグ使わせて頂きました
下手くそでごめんなさい
独り言
片想い
いつかは…なんて
何だこれ
意味不
語彙力皆無
決してストーカーではないです。
←(一応ね)

一番でいたい。
どうしたら
その感情を
抑えられるのか。

rinka。🥺・2020-09-20
負けず嫌い
1番
ポエム
下手くそでごめんなさい
独り言
おすすめ
おすすめにのりたい
りんのぽえむ

そばにいたい

君だけを見て

過ごしてた

秋彩(名前かえた)・2021-10-25
俳句
??
下手くそでごめんなさい

幼なじみであり、

14年間の片想いの相手の君。


サバサバしてて、男子とも気軽に

話してたよな。


だけど、そんな君が

顔を真っ赤にして言ったんだ。

《彼氏が出来た》って。


僕はちゃんと笑顔で

《おめでとう》って伝えられてたかな?


君と別れて、家に帰るまでの道

一番星が見えたんだ。


僕は呟いた。

《サヨナラ昨日までの僕》

ひまわり。・2021-01-23
コトバトン。
昨日の僕にサヨナラを。
タグお借りしました
短編小説
創作
下手くそでごめんなさい
一番星
幼なじみ
片想い
告げることもなく終わる恋

小説書いてみました。
コメントは(ギリ)OKですが、誹謗中傷等は受け付けておりません。
読みたい方だけどうぞ。


  ↓




いつものサッカーの練習が終わった後、僕と篤希は夕日が照らす道路を2人並んで歩いていた。
「そういえばさ、颯汰って今年の体力テスト、50m走何秒だった?」
と篤希が僕に聞く。
「7秒3だった。」
「うわ!負けた!僕、7秒6だったんだけど!」
「速いじゃん。てか、そんな〝負けた〟とか言っても0.3秒しか変わらないじゃん。」
そう言って僕は篤希を励ます。
「颯汰、そんなこと言ったら監督に『試合で0.3秒速く動いただけで、其が勝利に繋がることもある。』みたいなこと言われるって。」
と篤希は最もなことを言う。
(そうか...0.3秒ってすごく短いけど、それだけ貴重なんだな。僕も、あと0.3秒速ければ、7秒ぴったりだったんだ。)
この時、僕は初めて、〝0.3秒〟という刹那の大切さを知った。
□■ ■□ □■

数日後ーーー。
この日は、サッカーの試合でサッカー専用スタジアムに来ている。
バスで来る途中に、フォーメーションの確認や、アディショナルタイムの選手交代の把握をして来た。
あと、1時間後。
あと、1時間後に、試合が始まる。
そう思うと、試合に出られる喜びや、緊張などの色々な気持ちが混ざりあって、少し気分が悪くなった。
とりあえず、気持ちを落ち着かせようと、篤希に話しかける。
「...篤希。」
そう言うと同時に彼の背中に両手をあてる。
こうすると、少し安心するのだ。
さっき、普通に話しかけたつもりが、緊張からか、微妙に声が震えてしまった。
「どうしたの?颯汰。声、震えてるよ。」
篤希は勘が鋭く、変化にすぐ気付くため、一発でそれに気付かれた。
「うん。ちょっと緊張してて。」
そう言うと、篤希は僕の背中を2、3回さすると、
「大丈夫。いつも通りでいいよ。」
と言ってくれた。
「あぁ。」
□■ ■□ □■

試合開始1分前ーーー。
僕は今、猛烈な緊張に襲われている。
手汗がひどいし、足は、左足を曲げないと立っていられない。
冷や汗がこめかみをつたる。
心臓が体内で暴れ回り、恐らく隣にいる篤希に心音が聞こえているだろう。
あと30秒。
胸が締め付けられるように苦しい。
篤希の手が僕の背中に触れる。
「大丈夫...。」
と篤希が小声で言った。
そして、笛が鳴り、試合が始まった。
一つのボールだけを見て、走る。
その時、篤希が一瞬僕を見て、「いくよ」と目で言った後、僕にパスをくれた。
でも、緊張からか、すぐに相手にボールを取られてしまった。
一歩先をいかれる。まさに、そんな感覚だった。
---------「颯汰、何食べた?また、上手くなってんじゃん!」
「何も食べてないよ。てか、何か食べて上手くなるくらいなら、練習しないって。」
「そりゃそうか。」---------
篤希、僕には、まだまだ課題はたくさんあるし、もっと練習しないとって思うよ。
お前からのボールをしっかり受け取れないなら、僕にはこのコートに立つ資格はない。
そんなことを考えているうちに、前半戦終了の笛がコートに鳴り響いた。
前半戦は、1-1で引き分けだった。
もし、篤希からのボールを必死で守っていれば、一点取れていたのかもしれないと考えると、責任の重さが僕の胸を締め付けた。
ベンチに座って、ポ○リを飲んでいると、篤希が僕の左隣に座った。
そして、
「颯汰はこの試合勝ちたい?」
と聞いてきた。
「何言ったんの。当たり前じゃん。勝ちたいに決まってる。」
とタオルを頭に被りながら言った。
「〝勝ちたい〟んじゃなくて、〝勝つ〟んだよ。」
と篤希が僕の目をまっすぐに見つめて言った。
「でも、勝負はまだ----。」
「颯汰、何であの時、僕のパスを相手にボールを取られたの?」
思わず黙ってしまった。
何と言って良いのか分からなかった。
「そ...それは、緊張してて...。」
となんとか話をつなげた。
すると、篤希から思いがけない言葉が返ってきた。
「相手はいるんだけど、〝敵〟ってやっぱり自分自身なんだよね。僕、いつもの颯汰ならあのボール敵から奪い返せてたと思う。でも、颯汰は諦めた。違う?..........颯汰の友達から聞いたけどさ、体育でシャトルランの練習した時、本当はもっと走れたけど、苦しかったから、途中でやめたって。だからさ、諦める理由を探すんじゃなくて、諦めない理由を探してみたら?そしたらさ、〝勝ちたい〟が〝勝つ〟に変わるかもよ。後半戦、絶対に諦めないで。あと、ーーーーーーーー。」

そう言って僕の方をトン、と叩いて立ち上がった。
その言葉は、僕の心臓に突き刺さった。
今まで、つかなかった電球がピカッと光ってついた。
そんな感じがした。
「...。分かった。」
そう言って、僕はコートに向かって歩き出した。
後半戦開始ーーー。
僕は篤希からのパスを素早く受け取り、敵を掻い潜ってシュートを決めた。
その瞬間、前半戦の悔いや緊張、全てが吹き飛んだ。
後半戦終了のホイッスルの音が、コート全体にこだまする。
シュートが決まったのが嬉しくて、篤希とハイタッチをして笑い合った。
試合は、1-2で僕たちのチームが勝利を飾った。
■□
「篤希、ありがとう。僕、篤希があのことを言ってくれたから、諦めなかったし、またお前のパスを受け取れたよ。本当にありがとう。」
シュートを決められたことの喜びで、心はすっかり晴れやかになっていた。
「僕は、何もしてないよ。..........ごめん。颯汰。さっきはちょっと言い過ぎた。〝諦めてる〟なんて言ったけど、颯汰なりに頑張ってたのに...。」
「全然。気にしてないよ。篤希が言ったことは事実だし、〝0.3秒〟本当に短いけど、僕が後半戦で0.3秒遅れてたら、シュートを決められなかったかもしれない。.......やっぱり僕たち、二人で最強だね。」
「それな。」


ーーー『後半戦、絶対に諦めないで。あと〝0.3秒〟だよ。頑張ってね。』ーーー
ふと空を見上げると、僕らの心を映し出しているかのような、澄みきった青空が広がっていた。


【完】

夜桜 俺 ・2024-01-23
苦手な方はご遠慮下さい
苦手な方は回れ右
小説
小説投稿
小説書いてみた
コメントいりません
誹謗中傷NG
サッカー
下手くそ
下手くそでごめんなさい
サッカー男子
BL
BL?
69

他に101作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

独り言
1019681件

457504件

夏休みにやりたいこと
6710件

好きな人
326275件

ポエム
543792件

自己紹介
97071件

恋愛
200832件

トーク募集
87461件

辛い
187119件

死にたい
98693件

片想い
230204件

片思い
186612件

40860件

失恋
108848件

60304件

消えたい
32350件

7239件

友達
68676件

苦しい
61433件

歌詞
121917件

しんどい
11229件

すべてのタグ