はじめる

#二人の世界

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全41作品・






    温もりから伝わる君の熱さ


  頬を紅く染め     

        2人過ごす日々は


  二度となく、終わりを告げるまで。

ポチ・2020-10-17
塩化リチウムと君の体温
二人の世界
恋愛
片想い
口付け
ハグ
二度とない
頬を伝う一雫
すずにゃ
✞☪︎.*。✞☪︎











僕とキミのstoryを


世界にひとつの愛という名の瓶に。

楼李・2020-08-23
Story
恋愛
人生
二人の世界
風に乗せて
紙飛行機
世界は恋に落ちている
会えなくても君が好きで
感情の波
100人突破

【RealMe 性別のない人~番外編~デート券】




「なぁー想」


「んー?」


毛布を被った千祐さんが


後ろから私に抱きついて


私の肩に顎を乗せ


私の名を響かせた。



「もうすぐ、卒業だな」


「うん、そうだね」



千祐さんと両想いになったのが


高校二年の時。


そして今、私は高校三年。


季節は冬…あと二ヶ月で卒業となる。




進学はしない。



千祐さんの店で


私は女性の体を取り戻す為の


お金を稼ごうと思っている。



ホルモン治療は


一、二週間毎に


4000円程度かかる。


単純計算で年間20万円弱。



手術は


日本では途方もない順番待ち…



保険適用されなければ


200万円という大金がかかる。



性適合手術がなされなければ


戸籍も、変えられない……。



手っ取り早く安価で手術が出来る、


海外でとも思うけれど


渡航費もかかる……。





兎にも角にも


お金が必要なのだ。




「想」


「なんですか」


「お前さぁ」


「うん」


「デート券、結局無くしたわけ?」


両親にカミングアウトする時


家に帰ることを嫌がった私に


千祐さんが書いてくれた、


レシート裏のデート券。



まさか、ラミネートして


本のしおりにしてしまっているなんて


恥ずかしくて


口が裂けても言えない。



「も、持ってるよ」


「あー?本当かあ?」


「うん……」


「なーんか、怪しいなぁ」


「怪しくなんかな…っ」



千祐さんは首を伸ばし


私の横顔を


舐めるように見つめあげてから


首筋にちゅっと


音をさせて吸い付いた。



吸いつかれた首筋に


全神経が集中して


逆毛立つような快感が押し寄せる。




「やっ、やめて」


「なー…んで?」


まるで、雀が戯れるように


そう囁く千祐さんの唇から


ちゅ、ちゅっと音が鳴った。




「だっ、て、そんなに吸いつかれたら、痕残っちゃ」


「痕残ったら、困んの…?」


「学校で…なんて言い訳すればっ」


「へえ……?誰に言い訳するって?」



やば


完全なるSモード


スイッチ入れちゃった



「ち、千祐さ…やめ」


「やめて、は、聞かねぇ」



千祐さんはとても器用に


後ろから私の唇を奪った。



温かいものが


私のそれを求めて


口内で暴れたかと思うと


そのまま私は


あえなく押し倒された。



舞い散る桜の花びらのように


無数に繰り返される、キス。



桜の時期には……まだ早いのに。


降り注ぐ唇の合間を縫って


必死に息を吸い込む。



押し寄せる悦びが


涙となって瞳いっぱいに溜まった。


逃すだけで精一杯。



どのくらい


波に耐えただろうか。


ようやく唇が


……開放された。




「……ちひ、ろさん」



「出来上がった顔、しやがって」



「や、だよ、恥ずかし…い」



高揚していく顔を


必死に隠そうと腕をあげるも


千祐さんに阻止された。



見つめ合った千祐さんの瞳も


涙がうっすら、滲んでる。




「想……好きだ」



かすれた声がかっこいい。




「うん……」


「俺の事、好きか」


見つめあげられて


呼吸すら忘れてしまいそう。



「す……き、大好き」



「俺、だけ?」


「うん……好き」



「コラ、楽すんじゃねえ。ちゃんと言ってみ」




駄々っ子みたいなこと言う。


でも、私はこの子どもみたいな


歳上彼氏に、抗うすべを知らない。



肺いっぱいに吸い込んだ息を


細く吐き出しながら


熱く燃える本音を


千祐さんの耳元に届けた。



「私、は……、千祐さんが、好き」


「よーく出来ました」


満足気に笑って


私の頭を愛しそうに撫で


そして告げた。



「今ならデート券使ったら」



「うん?」



「旅行に…連れてってやるよ?」



「旅…行……?」



「そー、卒業旅行」



好きな人と……旅行。


否応なく心臓は


身体中を駆け抜ける。



人の目が気になって


普段は出来ない事も


全く知らない土地なら


くっついて歩いたり


手を繋いだり出来るかな。


期待に胸が膨らむ。



でも…。



「デート券…どこにある?」


「……バックの中」


「使う……?」



こんなのずるい。


こんな目で


こんなこと言われたら


断れない。



「……使いたい」


「使わねえの?」


「……笑わない?」


「ん?」



私は、千祐さんのベッドから


手を伸ばし、鞄を引き寄せた。



そこに入っている、


お気に入りの本に挟まれた、


“デート券”のしおりを取り出して


躊躇いがちに


千祐さんへと差し出した。



「……何これ?」


「で、デート券」


「なんでラミネート?」


「あの時の……千祐さんの気持ちが嬉しくて…ずっと……持っていたかったから」



呆気にとられて、


私を見つめる、


千祐さんの視線が痛い…。



やっぱり、見せるんじゃなかった…。



言った側から後悔した。


恥ずかしくて全身が熱い。


唇すら震える始末だ。



ところが、千祐さんは


まんまるの目を細めて


嬉しそうに笑んだ。



「何お前……かわいい族?」


「な、なにそれ」


「発想可愛すぎだろ」


「か、からかわないでよ」


羞恥のあまりに


そっぽを向いて


あまつさえ唇を尖らせた、


私を千祐さんは優しく包み込み



「こんなもん幾らでもやんのに」


耳元にそう囁く。


確かに何枚ももらったら


特別感なくなっちゃうなあ


そんな事考えたら笑える。



でも、このデート券は


いつも私の勇気の源だから


やっぱり、手放したくはなくて。




「これがないと、旅行……だめ?」



私は、千祐さんを


見上げて呟いた。



「大事に持っててくれたってのわかったから、いいよ、連れてってやる」


「え!ほんと!?」


「ああ」


「やったあっ」



たまさかに私は


声を張り、目を輝かせた。




大切なお守りも手元に残る


大好きな千祐さんと


はじめての旅行にもいける。



こんなに嬉しいことってない。


身体中で喜びを表現する私を


千祐さんは目を細めて見つめた。



この視線を身体に浴びると


愛されてる実感が心に広がる。



千祐さんは

私の鼻に小さなキスをして


もうひとつ、言葉を紡ぐ。



「温泉行こうな」


「うん」


「露天風呂付きの部屋な」


「うん?」


「一緒に入るぞ」


「え!恥ずかし、や……」


「やだは」


両腕で私の顔を


フォールドした千祐さんは


不適に笑むと眼光鋭く囁いた。



「……聞かねえよ?」



ふいに旅行先での


お風呂タイムを想像して


私は頬を染め上げた。


ただで済むとは……思えない。



考えただけで目眩がしそう。



思わず黙り込むと、


千祐さんはその唇に


当たり前のように口付け



「想……愛してる」


そう、愛しそうに笑う。





千祐さん



私、貴方を好きになって



とてもとても、幸せだよ。




そう感ずれば


「私もっ」


笑顔、弾けて


今度は私から…


千祐さんに


精一杯の想いを込めた、


キスを返していた。

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そんなことばっか考えてる私はちょっとズルいですか?


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私の方から

"サヨナラ”を告げて来たなぁ。


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混ざりあって 抱き合って

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碧い空に恋した。・2019-04-05
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