#今も尚、僕には君だけ

生きたいと泣ける君が


少し羨ましかった

居るはずのない君を探しながら


来るはずのない君を待ちながら


今日も僕は暇つぶし程度に息を吐く

私が知っている君は


君のほんの一部に過ぎなくて


もっと君を知りたいなんて


思っちゃったりするんです

君が死にたいと笑うなら


私が死ぬなと叫ぶから


だからこの手を取って


一緒に行こう

君の居ない日々が


日常にならぬように


幾度も君を刻んで

君が居なくなった日々は


驚く程につまらなくて


この退屈な日常に


君が居ればなって思っちゃうんだよ

君の運命とやらを


私が代わりに背負いたかった

君が私の前から消えたのは


きっと私のせいだから

空気が重い日も


貴方が居れば


呼吸が出来た

私より先に咲いてしまわないで

私より先に枯れてしまわないで

脳に住み着いた

貴方の残像が吐いた

愛おしき呪縛に

私は縛られたまま

【時間が忘れさせてくれる】


じゃあ、この感情は

痛みは愛おしさは切なさは＿


全然忘れさせてくれないじゃないか

貴方が消えたあの日から

私のココロは空洞のまま

僕の命が尽きるその日まで

どうか安らかにおやすみ

何処かのヒロインと違って

ただ貴方の帰りを待つのは

もううんざりなの


もういっそ私から

逢いに逝ってやろうかしら