#例えばその姿は

僕が君を傷つけてしまったとしても

君を癒せる人は僕じゃないんだよな

僕は君のように前は向けないけど

せめて誰かに咲う花でいましょう

君の涙を抱きしめられなくても

君の涙を抱えて生きていきます

泣きたい星が安心して泣けるように

流れ星にお願いをしてみましょうか

貴方は咲いているのに私には

咲っているように見えなくて

寂しさを咲かせているようね

沈んでしまう前に

抱きしめて欲しい

君が目を細めて笑うから

私も口角上げて笑うのよ

踏まれないようにと花を摘んでも

花は何にも言えずに泣いてるのね

私に吐き出したい本音があるように

空にも吐きたい溜め息があるんだね

たとえ晴れることができなくても

「嘘つき」なんて言わないでよね

迷うのなら私を目印にしていいよ

君が安心できるまで付き添うから

草木も風に揺れているね

明日に怯える僕のように

張り詰めすぎた糸は解れそうだから

絡まってしまう前に解いてください

ひび割れてしまった心は冷たくて

君の瞳から一雫の点が零れ落ちた

相棒迷子の私だからゆらゆら揺れながら

側にいてくれる誰かを待っているのです