#僕らの逃避行

未来が怖いよって笑う君と

過去に戻りたいって泣く私

道を見失いそうになったらさ

僕らまた、星の聲を聴きながら

手を繋いで夜明けの空を旅しよう

互いの肩に寄り添って

交わる小指は震えてた

ねぇ二人で

空に逃げよっか

凍てついた野原に寝転んで

寒がりながら星をなぞったね

"なあ、ジブンらの星

見つけに行こうぜ"

君の声が響く26時。

黄昏に染まる君の口元で

いきたいねなんて

どんな顔して言ってたの

震わせた肩に寄り添って

二人で夏の星を数えたね

休みに来た猫を撫でながら

僕らだけの秘密基地を創った

心が震えるから背中合わせて

二人で空の星を数えていよう

あのとき君はどうして

月を拒んだのか聞きたくなった

あのとき僕はどうして

太陽を憎んだのか知りたくなった

"きっとジブンらも輝ける"

ねぇ、どんな顔して言ってたの

ボロ靴はいつか捨てた

汚れた足を見て笑った

もう、傷は癒えた

僕らの夢はただひとつ

26時の星に成ろう。

君と震わす月の鼓動が

止まった頃に私に行こう