#呟き

この手で太陽の光りを
掴み取ることは...

でも

この手で太陽の温かさは
感じ取ることは出来る


想いも同じかもね



あなたの中の想いを



淡い温かさを




感じとってね

あなたが見つめているもの

あなたが抱えているもの

あなたが秘めているもの



空に浮かぶ雲の様なのかも

しれないね



でも


それでいいのかも



今はそれで...





今は空の雲に

笑顔のあなた

笑っている頬に見えない涙


溢(こぼ)れている想いを

見つめ物思いに



時の流れが何時か想いの答えを...

今は急ぐことないあなたの...



想いの粒たちを

手のひらの中に包み




やがて分かりくる



未来(こたえ)の時まで

久々に来た海は雨模様



流した涙は何時かは

自由になるのだろうか




霞みかかった水平線に

窓から見えてくる

陽の出の光り


夜が明け今日の日の始まり


昨日はもう流れた過去
時が連れ去った過去..


今日の日の移ろいは

未(ま)だ見ぬ道(みらい)



窓を開けた世界の空気は


澄んだ空の様に





今日の始まりの風景に

朝の澄んだ空気の"匂い"がする



冬の冷たさに薫る澄んだ"匂い"



笑みが零(こぼ)れる

改札抜けて足早に

夜の雨降る街の風景は


小雨が街灯(まちあか)りに幻想を


光り躍(おど)る彩り滴(しずく)





今日は貴女からの贈り物が

そうさせてくれてるのかも




胸に残る擽(くすぐ)りに

小春日和の今日の日に
梅の樹に小さな蕾(つぼみ)

冬風厳しく冷たさにも
雪積もる深々の冷たさにも


移ろい芽吹く刻(とき)のために



人も同じかも..



堪え忍ぶ先にあるものが
小さく柔な芽吹く
蕾(つぼみ)のように



誰にでもある..

芽吹きの小さな蕾(つぼみ)を..





小春の小路(こみち)に見た






小さな蕾(ともしび)に

小春日和の街中には

桜の花が溢(あふ)れてる



桜の花はリボンを添えて

笑顔や泣き顔と共に




卒業の日の


晴れの日に

雨の散歩道は雨の雫で雨音の音色

奏でる多重奏に何か優しげに



進みの足も穏やかに ゆっくりと




人の流す涙もそうであれと...




そんな気がした




午後の雨の小道に

あなたは...
あなたが...
あなたの...
あなたへ...

あなたに...
あなたと...
あなたも...
あなたを...


"あなた"に続く先には


貴方(貴女)への綴(つづ)るものが




思いは自由





続く先の綴(つづ)りに

後 何度この風景を見られるのだろう

変わらぬ風景に 変わりゆく景色を



人の想いも 似ているのかもね



苦しみ迷い揺らぎ変わりゆくのも

揺らぎつつも貫き変わらずことも



でも



過ごし残る風景は懐かしの景色



あなたの想いも

何時かは懐かしき思い出に...




今は今のあなたの

抱えあるものに





そう思えた午後の日に

届きそうなものほど果しなく

傍にあるものほど遠い


縋(すが)りそうなものほど壊れ

思い寄せるものほど脆(もろ)い


信じるようとするほど裏切られ

掛けらる言葉は信じられない




瞳の先にあることが




そう思っていた





15の卒業式の空に

季節が止まる


降りそそぐ雪が"まだだよ"と


人もそうなのかも


でも


今はそれでも良いのかもね



今のあなたを見つめるために..

今のあなたの繊細な感受性に...





あなたの心(なか)にあるものに

人はかなわなず理解されない時


"感情"という顔が囁いてくるのかもしれないね



怯えや不安感などの焦りの恐怖の感情

切なさや哀れみなどの悲しみの感情


動揺や混乱や困惑などの後悔の悩みの感情

屈辱や裏切りなどのむかつく怒りの感情


情けなさや無念さなどの傷心の痛みの感情

不愉快や不信感などの不機嫌な冷たい感情



何かを満たされない時の感情は様々

理解をされない負の感情が...



誰にでもあること

誰でも持つもの



だから



人は感情に流され揺らぎ



惑わされるのかもね