#嘘

練り続けていれば

嘘の色さえも

いつかは

本当に

なってしまうのかも

しれない。

いい意味でも

悪い意味でも。

偽りを造り上げて

命を吹き込んでみただけ

だから、最後は自分の手で

しょうがないよね、
墓穴を掘ったのは自分だもんね

私はそれでも未だに
「保身」に興味を持っているんだよ。

ピンクいてかてかの廊下を歩いていると、
大きな歩幅に空白をねじ込む職人の、だいたいは叫んでたりします。
そんなに無理しなくていいのにね。

嘘も
言い続ければ
あなたにとっては
事実になる。
たとえば
恋愛なんていうものは
その
典型だ。
練り続けているうちに
人は
想像のなかで
実在しない
色を
創り出して
しまうのだ。

「人生、悪いことばかりじゃない」


それが本当だとしたら、

灰色に変わるねるねるねるねは、

存在しないはずなのだ。

再構築が出来たら

幻葬の姿にさよならを

せっかくストロベリームーンなのに
曇ってて見えないや

嗚呼
私の恋模様みたいだなぁ

君と一緒に下校した

あの思い出…


嘘の記憶


あの時間

僕は

すでに帰宅していて

夕方のニュースを

見ながら

ねるねるねるねを

練っていたのだ

彼は
LINEできなかったのは
ねるねるねるねの
練り過ぎで
腱鞘炎に
なったからだと
釈明しました。

そんな
見え透いた
嘘を
言う人とは
金輪際
話さないと
私は
きめました。

明るくていいねなんて

そんな事言わないで

ただ光を体に巻きつけてるだけ

動作を繰り返す同士へ

虚像に感情なんて必要ない

だから、そんな風に笑わないで

思い出さないようにって
身の回りから彼と関わるものを消したのに


どうしても、ふとした時に見つけてしまう
必然ではなく偶然の出来事に

また心が揺さぶられていくの。


本気で好きだったから、
本気で後悔しています。

全部が嘘に見えてしまって

自分が自分でも分からない

君からのかわいいも

君からのぎゅーも

君からのキスも

全部嘘だったんだね