#天空

届かぬ想いを天に掲げ

一滴さえも零さずに


笑みを浮かべる僕の前に

美しき君を繋いでおきたい。

空の青さを知る君が故

飛び立つは果てなき天空

憧れても僕には翼がない

地面を這って追い越されて

天空と

星線(せいざ)、着飾る

雨粒や

小さき宿は

美しひかな

〔真昼の月〕　

青き天空を仰ぐ
遥か彼方に消え入りそうな
真昼の月

やっとあなたに逢えたような
その優しさに
寒々とした空の下でほっと一息

その姿は
束の間しか見れなかったけれど

逢えますように…

星の通り道 落とす星屑

地上に落ちた 一粒の光


手にする少女 煌めく瞳



　　　　　　　　まるで夢を見てる様ね

天使の羽があれば
お空に飛んで行けるのにな

儚い空に霧がかかっても
君は私を照らしてくれるね
曇った心がある日も
目から雨が流れた日も
君は光のような言葉で包んでくれた
君に支えてもらったことは
星の数ほど忘れない

不条理な僕に霞む天空

標的になる君に嗤う地上

何に意義を見いだし絶望を断ち切るか

遥かに捜す＿

最期の時
何を想い空へ逝くのだろうか

月白の梔子は地を覆い

朧月の薄灯りに微睡む

闇の裏側で一つ息を吐いた

想いを翼にして

飛び立とう。

終わらぬ夢を宿して

高く、天高く…

誰にも届かないくらいに

僕の前から消えるなら
僕の記憶からも消えてよ

高い空
あなたの色
天空の名にふさわしい空
あなたに抱かれてるような気で
空を見上げた

天空を舞う白き鳥
輝きを増して
光をもたらす