#寂しい理由

貴方の代わりに花束を
ぎゅっと抱きしめて

貴方と過ごした日々がどんなに大切だったかと …
貴方への愛を噛みしめながら
貴方への 愛の深さを今思う　
貴方がその手を離していく瞬間…
溢れる涙は
とめどなく流れ

寂しいって思っても

その先になにか
あるわけでもない

でも
ほんの少し期待してしまう
ぼくがいる

話せば話すほど好きになって
会えば会うほど心が満たされて

好きになればなるほど辛くなる

普通の恋愛ができたなら

どれだけ幸せだったかな

病室で　　父に　泣かれてしまった

声に　ならない　か細い　声を　　振り絞り
ひと言　「家に　帰りたい」と
赤子のように　　顔をくしゃくしゃにして　泣く父

実は　　退院の日程は　来月初旬に　決まっている

でも……　父が　戻るのは　『我が家』ではなくて
介護施設の　『父の部屋』　になる……　しかし、

重積の　けいれんを　起こした　　父の　脳は
かつての　記憶が　　崩落している

だから　施設の　話をしても　　知らない　と言う

要は　　父は　毎日毎日　　寂しいんだろう
父が　本当に　帰りたいのは　『家族の輪の中』だ

面会の　帰り道……　母と二人　徒労感が　募った

こっちが離せば呆気なく終わるのか

貴方との関係でした__。

会えないのが寂しいんじゃなくて

あなたは私と会わなくても大丈夫って
ことがすごい寂しい

わたしと先生が楽しく笑って話していた

わたしは1番自分らしくてとても楽しそうに

先生はめっちゃ優しくて大好きな笑顔で

あの頃と全然変わらない

そんな夢をまた見てしまった。

わたしが本当に好きなことはもう十分分かった

夢でも会えて嬉しいけど気持ちは複雑だよ

もう仲良く戻ることはできないんでしょ

悲しくなるから、寂しくなるから

また思い出しちゃうから

先生も夢の中でわたしと会ってくれないかな

理由とか説明じゃなく
ただいまの言葉を聞いてあげて

溺れるくらい愛されてみたいね

どのくらい前かな

君と2人手を繋いで

肩を並べて笑いあった日々は

振り返ればもう

何も残ってないや

記憶の中の君は

いつも笑っていて

いつも寂しそうだった

ただ頑張ったねって

強く抱きしめてほしかったんだ


私の頑張りを否定しないでほしかった

私達の関係に名前を付けるなら

きっと『都合いい存在』止まりなんだよね

でも私はそれでもあなたの横にいたい

今夜だけ私の傍にいてくれませんか。