#寂寥感

誰からも必要とされていない
汚くてよごれた要らない命

心から笑えない
泣けない

感情がない
許されていないから

寂寥感を感じる
友達なのは、私の偽りの顔だから
心はずっと独りぼっち

僅かな友達を庇っては誰かを傷つけて
大切なものは作るべきではないと知り
誰も信用しないように

優しさを跳ね除け
誰にも許さないよう隙を見せないよう
練習を重ねる

傷つく資格はないから
傷ついても悟られないように本来の気持ちは
奥にしまって
心の奥の方で泣き叫ぶ心に
気付かないふりをして蓋をする

大丈夫でしか感情を隠す術もなく
大丈夫だよ、そう言えば特に気にもとめられない

人を傷つけることしか取り柄のない
最低最悪の人間

そもそも、人間を名乗る資格もない
だから記す時は人形
感情もなくてぴったりではないか

でもそれだと人形の方が余程存在価値があるから
失礼になってしまう

身体を切って縛って殴って
自傷行為
私のせめてもの償いだから

同情なんて
すぐになくなるような
見せかけの愛も優しさもいらない

人を傷つけて
本来の私も出せず
感情なんて出さずに
人に心を見せない
大丈夫に埋もれた
出来損ないの
独りぼっちな
最低な人形

失敗作の
こんな生命なら
いっそ棄ててしまおうか

どうしようもない孤独感と寂寥感に襲われた

私の心ににじむ
薄くて小さな寂寥は、
淡くて儚い
声を上げて、
涙を必死にこらえて、
頬を濡らして笑って、
拳を固く握りしめて、
今もこの薄暗い心の中で、
光を探して
駆け回る。

瞳から溢れ出す何かを、


拭うことも無く、


堪えることも無く、


ただボタボタと零している。


大きな抱き枕に彼を重ね、


『彼氏』という名の温もりに包まれる。


「よく頑張ったな。」


「俺がいるからな。」


何度も何度も言い聞かせ、


少し寂しくなってみる。


寂しさと、愛しさとが交差する頃、


瞳からは何も零れなくなり、


私は白雪となって、


夢の世界へ。


思い通りの世界へと旅立った＿＿＿＿＿＿

命を司る心臓に手を伸ばす

叫び声が届くはずもないのに

帰り道。

車の音とともに吹き抜ける風は、
見飽きた顔に少しばかりにじむ涙を、
冷やかしているような気がした。

仲の良い、恋人であろう男女とすれ違う。
望んでいないはずなのに、
振り返ってしまう。
固く握り合ったふたつの手を見る度、
胸に何かが刺さるような、
そんな感情が溢れ出る。

どうしようもないこと。
どうにもできないこと。
いくら強く願っても、
叶わないことくらいわかっている。

目を必死にあけ、
今にも溢れ出てしまいそうな涙を押し殺す。

寂しさ、寂寥感、虚無感……
全ての哀れな感情は、
赤く染まった秋の空とともに
容赦なく私を吸い込んでゆく。

オロナミンCが道端に置いて在る。

打ち残された感...。

君はもう　此処に居ない。

何処か遠い所へ　行ってしまった。

僕はもう独りぼっち。


淋しくて、


恋しくて、


たまらない。