#折り句

幸せだから 私はこの出会いを
運命だと思ったの

伝言を残した
えてして 返事は来ないけど
たちどまることは
いまさら 出来ない
想定外だなんて
いわせないから

希薄になった間柄を嘆き
望郷も色褪せていくばかり

君が見つめる相手は
のうてんきに笑うだろう
隣に居るのが 俺であれば

あいがさめても
おおい隠し みずから
いかねばならぬ こんじょうを

君から 誘われた週末
の っぴきならない事情ができたから
メッセージ に既読を付ける

決して 妥協するな
めったにないチャンス
ろこつ過ぎるぐらいが ちょうどいい

ほうり投げた
ついでに席を立つ
とうに過ぎた昼休憩
一寸だけと
息を吐いた

凝縮させた想いを
視線に乗せて あなたに届け

こまかいことばかり
だいじに持って
わがままだって 分かってるけど
りかいしてとは 言わない

どんな に輝く
未来が 遠くても
待とう ここから
とも に進めばいい

ぶらんこに飛び乗った
らんどせるを放り投げて
ぶつけた足が痛むから
らいむ色の絆創膏をはっておいた

環視から抜け出して
境遇を恨んで生きていく

四方八方 見渡す限り浮かれてる
月が登ったことにさえ 気づかず
馬の合う友と共に 練った企画を
鹿鳴なBGMをつけ 電子の海に流した

笑っている
顔が見たかったから