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#新選組

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全148作品・

函館は
桜が終わって
もう新緑の季節でしょうか

遠い北の大地に
斃れたあのひとへ
どうかこの想いを伝えて…と

風光る五月の空に
届かぬ願いをかけるのです









旧暦5月11日は、土方さんの忌日です。

千華・2022-05-11
新選組
土方歳三
遥かなあなたへ
墓碑銘
🆙

花散らしの風が
どれほど強く吹こうとも、
そしてその嵐に
すべての花弁が散り果てようとも。

次の春、桜はまた咲く。

たとえこの命が消えても、
お前の中で俺は生き続けるのだろう。

今宵。
俺の生きた証を、
お前の心に、体に、刻み付けて――。

俺は逝こう。






「花散らし/土方歳三」より

千華・2022-05-04
新選組
土方歳三
創作文
遥かなあなたへ
🆙

今日はゴミゼロの日

そして
沖田総司サマのご命日です

私にとって
とても大切な日

千華・2022-05-30
新選組
沖田総司
遥かなあなたへ
墓碑銘

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アプリ『NOTE15』で作られました。

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今年もこの日
ごみゼロの日

ふふっ
それってボクにふさわしいですか?

そう言って
微かに笑うアナタの横顔

そうだね
アナタらしい
爽やかな日だと思うよ

今年は残念ながら
梅雨入りで雨の一日だったけど…

5月30日は
沖田総司サマの忌日です

千華・2023-05-30
沖田総司
新選組
遥かなあなたへ
墓碑銘
🆙

ほら

翼を広げて

あなたの魂が

空に舞い上がっていくよう

今も手を伸ばせば

あなたに届きそうで

それでもいつか

夢は弾けて消えていく

ただ空の蒼さが眩しすぎて




※旧暦11月18日は藤堂平助の忌日です

千華・2022-11-18
新選組
藤堂平助
遥かなあなたへ
墓碑銘


「夢のしずく」
 

晴れ上がった空に ひとひらの雲
それは あなたの夢の欠片―


何の憂いもないほどに
高く 遠く 澄み渡った五月の空

視界いっぱいの蒼の中
あざやかに存在を主張する純白の雲

ただまぶしく すがすがしく


思い出はいつも浄化されて
綺麗なものしか残らないから

過ぎ去った夢は
きっと 宝石のように儚く美しい

あなたの苦悩も 悲嘆も 慙愧も
すべては 五月の空の蒼に溶け込んで…

やさしい風が 吹きぬけてゆくだけ


その時
空からふいに
ぽつり、と 手のひらに落ちてきたもの

雨なんて降っていないのに?

見上げればそこには ただ
目の覚めるような蒼が 広がっているだけ


それは
こぼれ落ちた夢のしずくだったろうか

今も中空にただよう
あなたの思いの残り香のように―



◆◇◆

毎年五月は、もの思う季節です。
土方歳三の命日(5月11日)、沖田総司の命日(5月30日)―。
青く澄み渡った五月晴れの空を見ていると、ただそれだけで胸が痛くなってしまいます。
空が青い、風が光っている、空気が澄み切っている…。そんなことさえも、何ともいえず切なくて、悲しくて。
植物が芽吹き、世界が動き始めるこの季節に、彼らは逝ってしまったんだなあ、って。
訳もなくおセンチになってしまうんですね。
また、新しい五月がやってきます。

千華・2023-04-30
新選組
土方歳三
沖田総司
遥かなあなたへ
再掲

平助くん

今は

笑えていますか

懐かしい人たちと

会えましたか

千華・2023-11-18
藤堂平助
新選組
遥かなあなたへ
墓碑銘


「今日という日を」





「土方さん、今日は何の日だか知ってます?」
壬生屯所の土方歳三の部屋に、にこにこしながら入ってきたのは沖田総司だ。両手に大きな紙包みを持っている。
藪から棒になんだ、と土方は顔を上げた。
「今日? 端午の節句だろ?」
「ふうん……。ご存じなんですね」
文久三年五月五日。
彼らが京に上って、初めて迎える端午の節句だった。
新選組が屯所を構える八木家の庭には、鯉のぼりが翩翻とひるがえっている。
すでに季節は夏である。

「何が言いたい?」
土方がにらむと、沖田は首をすくめた。
「別に」
この若者は、暇ができるとこうして土方をからかいにくるのだ。
一日中、苦虫を噛み潰したような顔でにらみをきかせている土方を、見ているだけで楽しくてたまらないらしい。
土方の横に座った沖田は、持っていた紙包みを開いた。
「八木さんの奥さんに柏餅もらったんだ。土方さんもひとつどうですか」
「いらん」
「すごくおいしいですよ。土方さん、見かけによらず甘いもの好きでしょう?」
沖田がくつくつと喉をならす。獲物にじゃれる猫のようにうれしそうだ。
「いらんといったら、いらん」
土方の顔がますます渋くなる。それを見て、沖田はますますうれしそうな笑顔をみせた。

「じゃあ、こっちはどうです?」
「今度はちまきか」
土方は、やれやれと大きなため息をついた。
「ただのちまきじゃないんですよ。京でも有名な店のちまきだそうです」
「総司」
「はい?」
「何でそんなに俺に菓子を食わせたがるんだ?」
いつからこいつは菓子屋の回し者になりやがったんだ、と苦々しい思いで沖田をにらんでみたが、相変わらず何食わぬ顔で笑っている。
その顔で言った。
「だって、今日は土方さんのお誕生日じゃないですか」
「は? 誰の誕生日だって?」
土方は、一瞬、ぽかんと口を開けた。

――そんなもの、忘れてた。

坪庭に植えられた南天の葉が、さやさやと五月の風にそよぐ。
エゲレスではね、と沖田はうれしそうに言葉を続けた。
「誕生日には『ばあすでいけえき』とかいうお菓子を食べて、みんなでお祝いするんだそうですよ。残念ながら、ばあすでいけえきは用意できなかったんで、せめて柏餅でもどうかなって」
「馬鹿馬鹿しい。そんな与太話、誰に吹き込まれたんだ?」
「いやだなあ、土方さん。人の好意は黙って受けるもんですよ。せっかくお祝いしてあげようと思ったのに」
口をとがらせて、沖田が出ていった後には、紙に包まれた柏餅とちまきが残されていた。

「ふん。総司のやつ、余計なお世話だ」
口ではぶつぶつ言いながら、柏餅をひとつほおばってみる。
沖田の言うとおり、甘いものは嫌いではない。ただ、副長としての体面もあって、京に来てからは求めて食べようとはしなかった。
(……うめえ)
甘すぎず、しつこすぎず。しっかりしているのか、ぼんやりしているのか分からない。
沖田のような味だ、と土方は思った。

◇◆◇

明治二年五月五日。
その年の端午の節句を、土方は箱館で迎えた。
誕生日などというものにとりたてて感慨もなかったが、あれ以来、なぜかその日になると、沖田総司の笑顔と柏餅の味が思い出される。
(妙なものだ)
五稜郭の自室で書類に目を通していたとき。久しぶりに甘いものが恋しくなって、土方はひとり苦笑した。

「土方先生」
「島田くんか。入りたまえ」
ドアを開けて入ってきたのは、京都以来の新選組幹部 島田魁だった。
「どうしたんだ、それは?」
土方が驚いたのも無理はない。島田は大きな盆に山盛りの柏餅を載せて持っていたのだ。
「はあ。実は、鴻池の支配人に言付かりまして」
「鴻池の?」
「直接会ってお渡しになられたら、とお勧めしたのですが、店の方が忙しいらしくすぐにお帰りになりました。一緒に土方先生へのお手紙を預かっています」

鴻池屋は、京都時代から新選組とは昵懇である。箱館支店の支配人を務める友次郎とは、土方が江戸に戻ったときから面識があり、箱館に来てからも何くれとなく便宜を図ってくれていた。
その手紙には。
「江戸で沖田先生をお見舞いしたとき、土方様の誕生日が端午の節句の日であるとうかがいました。その日には、土方様に好物の柏餅を差し上げてくれるように、と沖田先生から申し付かっておりました。
今、箱館には官軍の手が迫り、なかなか調達することが難しかったのですが、ようやくご用意できましたのでお届けさせていただきます。どうぞ皆様でお召し上がりくださいますように」

――総司か。

(あの野郎。自分が死んだ後まで、おせっかいを焼いていきやがった)
土方は、声をたてて笑った。
島田があっけにとられて見つめている。
「島田くん。これをみんなに分けてやってくれ。俺も食う」
「はあ……」
柏の葉ごと食べた。
甘くて、少ししょっぱい。
「うまい」
やはり、沖田のような味だ、と土方は思った。





―了 (初出 2011/5/5)

千華・2022-05-04
新選組
土方歳三
沖田総司
創作文
遥かなあなたへ

病むひとの

肩に重たき

小夜時雨

名残の秋に

命燃やして

千華・2021-11-07
新選組
沖田総司
掌上の雪
遥かなあなたへ
短歌かな?


◆お墓の話ですが…◆




歴史上の人物に惚れこんでしまうと、どうしてもその人の足跡が気になりますよね。
どんなところで生まれ育ったのか、いろいろな事件やエピソードのあった場所が、今どうなっているのか、あるいは、どこで死に、どこに葬られているのか―。
いわゆる「ゆかりの地」めぐりをしたくなるものですが、とりわけ、そのひとが生涯を終えた地、あるいは埋葬されている場所などは、特別の感慨を抱かせる場所なのではないでしょうか。

私が大好きな新選組は、新選組としての活躍の場が京都を中心とした地域でしたから、学生時代は、それこそ時間を見つけては、友人とともに京都に残る新選組の足跡を訪ね歩いたものでした。
彼らが屯所を構えた壬生界隈は言うに及ばず、島原、祇園、西本願寺、油小路、黒谷、東山から木屋町あたり…。
あの頃の私が撮った写真といえば、お寺や史跡の石碑、墓石などなど…本当に色気のないものばかり(笑)。
特に、好きだった山南敬助のお墓のある壬生・光縁寺へは、花を携えてそれこそ何度も足を運んだものです。

そんな私が、とりわけ高校生のときから大好きだったのが沖田総司。
ですが、実は彼の墓には、未だに参ったことがありません。
機会がないわけではなかったのですが、学生の頃の懐具合では、やはりなかなかおいそれと東京まで行くというわけにもいかなかったのです。
そうこうしているうちに、お墓は一般の人の立ち入りが禁止になってしまいました。もうずいぶん昔の話ですね。

普通の檀家の方も当然いらっしゃるわけですし、毎日毎日大挙してファンが押しかけては、お寺さんも迷惑でしょう。
さらに、本当かどうか分かりませんが、一部の不心得者が墓石を削って持って帰ったりしたためだとか聞いたことがあります。
う~ん。。。
気持ちは分からなくはない。でも、それって絶対ダメでしょ。ファンとして。
今は、命日にだけは墓参が許されているそうですが、私は未だにその機会を得られないでいます。
いつか、いつか、香華を手向けたいと思っているのですが…。

さて、油小路の変で犠牲となった伊東甲子太郎を始めとする御陵衛士たちの遺骸は、始め壬生の光縁寺に葬られましたが、明治になって泉涌寺の近くにある戒光寺に改葬されました。
そこにはもちろん、藤堂平助の墓もあります。
実は、学生時代にこのお墓へはお参りしたことがあったのですが、当時は藤堂に対してそれほど思い入れを持っていたわけではなかったので、あまり覚えていないんです…。

今になってもう一度行ってみたいなあと思い、調べてみましたら、なんとこちらの墓所も立ち入り禁止になっているではありませんか。
その原因が、これまた「一部の不心得者のため」だという…。
具体的な理由は書いてありませんでしたが、まったく、困ったものですね。

墓参という行為や、墓前で手を合わせるときの気持ち、そんな浮ついた思いで足を運ぶわけではないはず。
本当に歴史上の人物が好きな人なら、絶対に観光客気分でなんて行けないはずなんです。
せっかく、思い思って訪ねていっても、こんな理由でそこに入れないなんて、すごく悲しいですよね。

光縁寺や壬生塚も、近年はお参りするのにお金がいるようになりましたが、お参りさせてもらっているんだ、という「気持ち」を形にしたマナーだと思えば、それも当然なのかもしれません。

明日(旧暦11月18日)は、藤堂平助の命日です。
墓参の叶わない私は、今年も遠くから彼の冥福を祈りましょう。







千華・2021-11-17
歴史語り
新選組
沖田総司
藤堂平助
遥かなあなたへ
墓碑銘

あなたが もし
あんな激動の時代じゃなくて
もっと平和な世界に
生きていたとしたら…

どんな青春を
どんな恋を
どんな人生を

あなたは送ったでしょうか

若者らしく
ひたむきに
まっすぐに

やっぱり風のように
駆け抜けていったでしょうか

あの時代に生まれて
精一杯命を燃やして
幸せだったよ…と

きっとあなたは言うのでしょうね





*旧暦11月18日は藤堂平助の忌日です。

千華・2021-11-18
新選組
藤堂平助
遥かなあなたへ
墓碑銘
🆙


「平助くんと私の六十日間」

(22)あなたがそれを望むのなら





今まで同じ場所に立っていた平助くんが、急に遠い世界の人になったような気がして――。
私は言葉もなく、うなだれるしかなかった。
そんな私を、平助くんは、ただ黙ってじっと抱き締めていてくれた。
(あなたの腕も胸も、こんなに温かいのに。どうして、あなたはこの世界の人じゃないの? 世界で一番素敵な笑顔なのに、もう、私のために笑ってくれないの?)
温かい抱擁も、優しい微笑みも、今はただ切ないだけ。
どれくらいの時間、そうやって彼の腕の中で涙をこらえていただろう。

「花梨。ほんとにごめんな」
目を上げると、驚くほど近くに平助くんの眸子があった。
その色がとても儚くて、優しくて、私はまた泣いてしまう。
「俺さ、お前を幸せにしてやりたい、って本気で思ってたんだ。絶対、花梨のこと泣かせたくなかったのに、堪忍――」
これ以上、この人を困らせちゃいけない。
だって。平助くんは、もう決めたんだもの。
彼の決意は、決して翻らない。
平助くんにとって、私なんかより、自分の命よりも、もっと大切なものがあるのだ。

なんとか涙をぬぐった私の口から出たのは、自分でも思いがけない言葉だった。
「平助くん、どうしたら元の世界に戻れるの?」
彼を、幕末のあの夜に帰したいわけじゃない。
できることなら、いつまでも彼と一緒にいたいという気持ちに、今も変わりはないけれど。
それでも。
平助くんがそれを望むのなら……。
何とかして彼の望みを叶えてあげたいと思うのだった。


平助くんは、私の疑問に、慎重に考えながら答えてくれた。
「あの時、俺の迷いが、お前の心に呼び寄せられたのかもしれない。だとしたら、迷いを断ち切った強い心で願えば、きっとあの場所に戻れると思うんだ」
驚いたことに、平助くんの考えは、以前、麻美に言われたこととまったく同じだった。
「前にね、友だちに言われたことがあるの。平助くんと私の波長が、何かのきっかけでシンクロしたんだろうって。だから――」
きちんと話さなきゃ、と思えば思うほど、言葉が詰まって涙があふれそうになる。
「だからね、平助くんが帰りたいと願うのはもちろんだけど、私自身も平助くんを帰してあげたい、って強く思わなきゃいけないんじゃないかって」
すがるような思いで彼を見る。

平助くんは、いつもと変わらない笑顔でうなずくと、私の肩をそっと両手で包んだ。
「そうかぁ。じゃあ花梨は、俺が帰れるように、って願ってくれるのか?」
「うん」
言いながら、思わず目を伏せてしまう自分の弱さが悲しい。
(だめだ、こんな弱い気持ちじゃ。もっと強くならなきゃ。あなたを後押しして、時間も空間も飛び越えられるくらいのパワーを出さなきゃいけないんだもの)
もう一度、顔を上げる。ちょっと無理して、唇の端を上げてみる。

――私、うまく笑えてるかな。

ぎこちなくてもいい、精一杯の思いを込めて、平助くんの笑顔にきちんと応えたい。
彼が出した答えに、精いっぱいの力を添えてあげたい。

それからしばらく、私たちはとりとめない会話をかわした。
隣の部屋にアメリカ人の女の子が越してきたこととか、アルバイト先でお客さんが倒れて救急車が来たこととか。
私って、馬鹿だ。
もっと話したいことは他にあるのに、なぜこんな他愛のない世間話しか出てこないんだろう。
ふと、平助くんが真顔になった。
「俺さ、もしかしてこのふた月は、神様が俺のことを哀れんで与えてくれた時間なのかも、って思うんだ」
「平助くん……」
「きちんと自分の人生にけじめをつけるために、覚悟を決めるために、俺が俺自身と向き合うために。そのために、花梨と過ごす時間を与えてもらったんだとしたら……。
これって、神様から俺へのご褒美なんじゃねえ?」
私と過ごした六十日は、平助くんが、藤堂平助という一人の武士としての生き様を全うするために必要な時間だったの?
そのために、私が選ばれたの?
だけど、そんなご褒美なんて残酷すぎるよ、神様――。





🔖

千華・2020-08-05
平助くんと私の六十日間
新選組
藤堂平助
遥かなあなたへ

毎年、桜の花が終わり
吹きすぎる風が
青葉の匂いを運ぶ頃になると
訳もなく胸が苦しくなる。

5月は物思う季節…

今日5月5日は
土方歳三さまの誕生日
そして5月11日はご命日です。


毎年この季節がめぐってくるたびに
胸が締めつけられる。

散りゆく桜吹雪
萌えいづる若葉のきらめき
空や、風や、水のせせらぎや…
全てがあのひとの生涯へと繋がってゆく。

今日も、私は
北の空に向かって祈りをこめる。

風よ、あのひとのところへ
この想いを伝えてくれ、と―。

千華・2024-05-05
新選組
土方歳三
遥かなあなたへ
もしも想いが届くなら
🆙



「平助くんと私の六十日間」
ようやく完結しました。
長い話にお付き合いいただきまして
ありがとうございますm(__)m

読んでくださった皆様
好き💖を送ってくださった皆様
本当に嬉しかったです。感謝です✨

この話を書いてから
もう10年になるんですねえ。
薄桜鬼のゲームを始めた頃は
まさかこんなにはまるとは…
(しかも平助に‼️)
思いもしませんでした。

花梨は私の分身のようなものです。
恥ずかしさ半分、嬉しさ半分😅
自分が楽しむために書いたような
文章に付き合っていただいて
ありがとうございましたm(__)m

このシリーズは、あと一篇だけ
後日談の番外編が残っています。
またいずれアップしますので
よろしくお願いいたします😌



🔖

千華・2020-08-06
平助くんと私の六十日間
新選組
藤堂平助
遥かなあなたへ
千華のトリセツ


◆新選組に女性を登場させるには◆



新選組といえば、それはもう思いっきり男臭い男だらけの世界。
私のように新選組に憧れる女性が、ここを舞台に小説なりマンガなりを書こうとすると、かなり難しい問題にぶつかります。

もちろん男だけの話を書くのならいいのですが、私などは、どちらかというと女性を主要キャラとして登場させ、そのキャラとの絡みのストーリーを膨らませたいんですよね。
そうすると、いかに創作の世界とはいえ、新選組の世界にすんなり溶け込めて不自然でない女性キャラを創造するというのは、なかなかに難しいのです。

まず、新選組に絡んできても不自然ではない女性キャラというと…
○隊士の家族(妻とか姉とか妹とか)
○隊士の恋人もしくは憧れの対象として始めから存在している女性
○何気なく偶然に出会った女性(刀屋の娘とか医者の娘とか屯所で下働きをしている娘とか…笑)
○色街の(いわゆる玄人系の)女性
くらいしかシチュエーションがないんですよね。

でも、これだと、女性の目線から見た一連の流れのある話(出会いから始まって、いろいろあって恋に目覚め、またまたいろいろあって…というような)には仕立てにくいわけです。

…では、どうするか?
結論:女の子が男装して(もしくは男と偽って)新選組に入隊する。これが一番手っ取り早くて、話を作りやすい!

例のゲーム「薄桜鬼」もそうだったし、かの渡辺多恵子さんのマンガ「風光る」も同じシチュエーションでしたよね。
まあ、安易と言えば安易だけど…。
これなら四六時中隊士たちと一緒にいられるわけですから、どんな話も思いのままに膨らませることができそう。

そしてそして。
何と、実はかく言う私メも、遥か大昔の大学生時分に、同じ設定で新選組のマンガを描いていたことがあるのですよ~。
あはは…。
絵柄なんかは凄絶にひどくて、もう、恥ずかしくて、とてもお目にかけられるような代物ではありませんが…。(^_^;)

しかもタイトルが「風光る」だったという…嘘のようなほんとの話。
これには、当の本人が一番びっくりしました。
シチュエーションはともかく(まあ、ありふれた設定ですし)、タイトルが同じっていうのはねえ。まさかの偶然でしょ。

さらに、実はこのマンガを描き始めてしばらくしてから、少年マンガで「風光る」というタイトルのマンガが連載されたんです。
どんな内容だったのかは、もうすっかり忘れてしまったんですけど。
で、なんとなく気分が悪くて(苦笑)、何か別のタイトルにしようかなあなんて悩んでいたことがあったのでした。

なので、渡辺多恵子さんの新選組マンガが登場したときは、本当に「えええ~~?!」っていう感じでしたね。
なーんていう、今は昔のお話😅




📄

千華・2020-08-17
歴史語り
新選組
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