#木枯らし

｢もう、冬だね｣


窓の外を見つめていた彼は


木枯らしに落ち葉が


舞う様子を見ながら言いました。




｢きっと今年は寒さが厳しいね｣



彼の声にあなたは答えます。




｢だからこそ君が欲しいんだよ｣




彼は入っていたベッドの布団を



少し持ち上げてあなたを誘いました。



｢おいで？｣



意地悪な目つきで不敵に笑む彼は



なんと魅力的なのでしょう。




あなたは赤くなった顔で



こくん、と頷き



彼の側に歩み寄ります。



あなたから布団に入る前に


彼の手があなたの手首をとらえ


あっという間にあなたは布団の中に


引きずり込まれていました。





彼はぎゅ…っと



優しくあなたを包み込むと



掠れた声でこう囁くのです。




｢やっと捕まえた…あったかいね｣



心が温かくなっていくと



体まで熱くなっていきます。



きっとあなたの顔は真っ赤でしょう。




あなたは顔を隠すように



彼の胸板へ顔を埋めました。




すると、彼はもう一言


あなたの髪の毛を揺らすほど


近くでこう言うのです。




｢もっと……熱くなっちゃう？｣




目の前がグラッと揺れた気がしました。



彼には敵いません。



あなたは白旗の代わりに



彼に小さなキスを送りました。



どうやら彼は



あなたをときめかせる天才のようです。

｢眩しい空が広がっていた｣
其処は今まさにこの場所だった


木枯らし吹き荒び
身も凍るような世界の隅っこ
それでも空は青いから


｢春の人を探して｣
きっと人は旅を続けるのだろう。



｢唯一無二の宝物｣は
｢冬の日の告白の温かな真実｣

無理だとたかを括っていたのに
好きだよと伝え合い
｢あなたに逢いたい｣と
互い目掛けて駆け出した恋だった



｢いつの日も変わることなく｣
側にいて欲しかった

いつの日も変わることなく
｢世界一の幸せを求めよう｣と


｢あなたの愛をちょうだい｣
そう囁いては｢沢山の愛を描き合い｣

｢心からあなたが欲しい｣
そんな戯言を口づけと共に吐き出した



愛を語り合う二人
｢幸せになってね｣

相手を思いやるその言の葉は

愛を分け合う二人
(幸せになろうね)

恋人たちの夢だった
｢絶え間なく注ぐ愛だった｣



｢今、この道を共に歩もう｣



結婚しようか




｢繋いだ絆、離さぬままに｣
感じる温もり、確かな証


それこそが｢冬の、贈り物｣




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あーーーーーーーー
しんどかったーーー


全員分入れたぞ
こんなめんどくせぇ事
やりはじめたの誰だよ笑

月霞おめえだ笑笑
めんどくせえついでに
みんなにメッセージ書いてやら笑




春→書きやすかった
そんな気にすんな
いつか霧も晴れらな


Mari→あーー
おめえのポエムはいっつも
あっつあつだあな
蕁麻疹出そうだや笑


マコト殿→
お見事でした！さすがでした！
お父上様とお母上様
お大事になさって下さい！！

ってこれなんの時代劇だ笑


さくら→
あんまり考えすぎんなよ
おめえの夢、見失わねえようにしな


けぇた→おめえの覚悟
すっげえな。かっこよかったよ
意気地無しは否めねえけどな笑


まるたん→初ですね
素直な感情が
伝わってくるポエムだった
(賞賛拍手)


アキ→おめえも
わかりやすいってかなんてかよ
見てるだけでホントにいいのか？


月霞→馬鹿野郎笑
めんどくせえことはじめやがって。
おめーの時は九つのワードだったろ？
俺14だぞ、大変だったぞ笑


幸介→
少し先輩に花持たせろ笑笑
心鷲掴みじゃねえかよ笑



あーーもう眠くなってきたーー



ﾘｭｳ→おめえ、あいつのこと
愛し続けろよ。約束だぞ。
俺は友人として監視しとく笑笑


Akari→お初ですね
好きな奴には逢いたい
その気持ちわかります
だけど霜焼け痒いから
ならねえようにしてな笑


マチ→おめえ
いちいちこええんだよ笑
たまには犬とか愛でる話とか……


……いや、やめとく


くぅたん→
おめーの変形型は綺麗な
俺にはめんどくて出来ねえけど
もっと見てえと思える投稿だ


謎の伯爵→
トップバッターお疲れ様です。
簡単すぎるお題だったにも関わらず
すんげえ綺麗にまとめてもらって
感謝しました。


そして俺、よくやった！



ここまで読んでくれた人らも
ありがとうございます。



これより各自個人投稿解禁とす！
お疲れさん！！

今宵

この、大晦日と新年の

喧騒の中で


あなたに、送ります

届かないけれども

叶わないけれども


そっと、裏木戸の外に出て

寒さに凍えながら

肩掛けを、きゅっと掴んで


冴えた夜空に、つぶやく


愛してる

愛してる

愛してる


木枯らしが、意地悪しても

美しい月が、星が

見つめていてくれる


涙をためた

私の瞳を



どうしてもなの


愛しているの

愛しているのよ



哀しいけれども

愛しているのよ






フランソワ






*

他人の幸せを
目の当たりにすると

人肌が恋しく
胸が熱くなり
身を切られる想い

こんな俺にさえ執着し
嫉妬してくれたお前が
今さら愛おしく

どんなに強がって
理性的な俺でも
心をひどく揺さぶられる

木枯らしに抱かれて
コートの襟を立てた

秋が通り過ぎて行く
蟋蟀が焦がれ消えて行く

同時に僕も恋を経て行く
愛に飲まれ恋らしくなる

また波に呑まれ
僕は今日も歩いてゆく

俺は道を歩まない。


道を　創る＿

つまらないなら
根も葉もない事
吐かないで

それでも
風が吹いたまま

言葉も花も
枯れていくから儚いね

少しずつ、でも確実に

冷たくなっていく空気。


まだ明るい夕方

あなたとの間を吹き抜けた風に

体温を奪われる


夏の終わりは静かに、着実に。