ミミィ@歌い手:板谷ミミィ・2020-06-04
死神さん愛して
星に還る
迎えに来てほしい。
白馬の王子様じゃなく
黒い大鎌の死神様に。
死神さん、愛して。
この世界から連れ出して。
あたしを。
人生とは
無限に重い無意味な重荷を背負いて
無限に長い無意味な道を歩むもの。
努力も忍耐も辛抱もすべて無意味だが
それを理由には辞められない、
無意味に重い、死のコスト。
無意味でしかないこの道を、
無意味にきょうも歩みつづける。
死という
唯一の救いが
訪れるまで。
「さようなら。もう時間だ。
死の国に還らなくてはならない、、、、」
────────ああ。おねがい!!
死の国へ、どうかわたしも連れて行って。
絶対的に、何の救いもないこの世界で、
ただひとつの救いは、死、だけだろう。
わたしは本気でそう思っているので、
死にたい、と唱えていても、
かまちょ系の人とは別ジャンルです。
気安く「心配です」とかコメントしてきたヤツは
じつは容赦なくミュートしている。
キリスト教徒がイエス・キリストを讃える心境で、
イスラム教徒がアラーを讃える心境で。
わたしは死を敬い死を讃える。
わたしの信仰活動の邪魔をするな。
ひとたびこの世を去ったなら、
こんな場所には二度と来ないから。
物理空間が存在していることじたいが
著しく苦痛だ。
物理的な空間を
歩いて移動しなくてはならないとか
いったいどんな罰ゲームだよ。
この無意味さが
無意味すぎて耐え難い。
早く死にたいわー。
浜崎あゆみのeverfreeは
お葬式の歌。
マイナーすぎてカラオケには入ってないんだけど
YouTubeMusicにはなぜか入ってたので
1曲リピートにしてたくさん聴いた。
13歳で壮絶ないじめを受けて壊れてしまい、
14歳で自殺した彼女
(※文春オンラインの記事)
を悼んで。
見ず知らずの他人が亡くなった話に
なんでこんなに感情移入するかって
あたしも自殺願望激しいから。
ほんとうに死ぬときは
何かのスイッチが入ってしまうと、
本人にも止める方法はないってことが
実感として分かるから。
生前、というか
死の当日の彼女の行動。
母親がほんの小一時間出かけた隙に、
ネットの友だち全員に遺言を送ったあと、
春先のような薄着で出かけて、
真冬の北海道の氷点下の雪の下で、凍死。
わかるんだ。
死ぬと決めてから実際に死ぬまで
かなり短時間だ。
ふつうの人だったら
『死ぬのが怖い』という感覚が
邪魔をするけど、
いじめとか虐待を長い間やられて、
心身がすっかりおかしくなってて、
いつも死にたい人はむしろ
『生きるのが怖い』。
なので、
ふとした瞬間に
死の恐怖が止み、
死神さんがお迎えにきたら、
まるで素敵な場所に呼ばれたみたいに
スっと旅立ってしまう。
遺書だけでも残せたのは、
立派なこと。
それすらするヒマもなく、
ほんの一瞬で旅立ってしまう場合もあるからね。
あたしも
もし死ぬ(自˙殺˙す˙る)としたら
決断から実行まで
ものの数分かもしれない。
あたしには、
ほんとうに、ほんとうに大切な人がいるけど、
彼女と同居しているわけではないし、
そもそも二度と会えるかどうかもわからないし、
抑止力になるかは甚だ疑問だ。
ほんとうに驚くべきことに。
生まれて初めてあたしは
生きたいと願ってしまった。
そうなるとこんどは
ずっと引き連れてきた自殺願望が怖い。
死˙ぬ のが怖いのではなく自殺願望が怖い。
どれほど生きたいと願っていても
ふとした瞬間に即決即実行して
死˙ん˙で しまう可能性は常にある。
どれもこれも不確かな世界で
唯一確実なものは、死
何ひとつ手に入れられないこんな世界で、
いつかかならず与えられるものは、死
なにもかもがウソでできたこんな世界の
唯一の真実、それは死
ならば死だけを求めよう。
死神さん、あたしを愛して💖
死神さん、あたしをはやく迎えに来て💕
そして永遠の彼方へと連れ去って💕
死がふたりを分かつまで、って言うよね?
うむ!だれとどのような関係を築こうと
最期にやって来る者は死なのだから
最愛のパートナーとは死なのかもしれぬ
それならそれで、べつにいいや。
死神さん、愛して💖