珠希・2025-09-23
溢れ出る感情
気になる人
勘違いしてしまうから、
そんな優しい目で私を見ないで
自分で勝手に恋をして、
自分で勝手に期待して、
自分で勝手に傷ついて、
自分で勝手に終わらせて。
全部、自分勝手な私が
招いた結果だ。
好きだった時間が忘れられないのは、
好きだったという気持ちの抜け殻
だけが残っているのは、
それだけその恋が大切だった証拠
たった一夏の
花火みたいな恋でした
貴方に気付かれることもなく、
私のたった一輪の恋花は
一生の終わりを告げた。
2日ぶりの再会だなんて早すぎるかな
体感は一週間だったけど
貴方はどうだったかな
なんて聞けるわけないか
嫉妬してしまうくらい、
貴方のことが好きなんだって
やっと気付いた。
貴方の横顔に惹かれていたら
急に真っ直ぐな笑顔が降ってきて、
私の初恋は奪われた。
いたずらっぽく笑う君が、
私の気持ちを加速させて。
十分うるさい心臓を、
君は容易く貫くから
嫌いになった訳じゃないよ。
ただ今は、貴方の先輩として
貴方に接していたいから。
好きな人という肩書きは、
一旦保留にさせてほしいの。
貴方のさよならという一言に、
いつも心がざわめくばかりで
好きでしたって言ったら、
貴方はきっと困るでしょう。
だからもう、貴方のいいところは
見ないふりをするって決めたの。
真面目で無愛想で、
でもほんとはよく笑う人。
不意に自分らしさが出る、
そんな君に惚れたんだよ。
私の幸せに必要不可欠な人は、
捜してもきっと見つからない。
人生に沿って巡り逢うような、
そんな人と生きていたいから。