書くとココロが軽くなる あの頃
爆発していた君に対する
真っ赤な感情火山…
今は天仰ぎ
君との想い出
そう…あれらの
♪遠い星を数えて♪
立ち竦(ｽｸ)む青い感情休火山…
熱い昔の自分を見てると
涙が出る程、嬉しくなる…
独りヨガりの妄想は
臆病風に縮こまる
恋する心の
ストレッチ…
♪それが～
誤解や～錯覚でも～
心～開いて～♪
振り返る
あの頃歩んだ
泥濘(ﾇｶﾙ)む己の道に
くっきり残る
2羽の乱れた千鳥の足跡…
君に恋して酩酊4年
朦朧(ﾓｳﾛｳ)と霞む記憶は
一緒に感じた夜桜吹雪…
♪あなたと歩いた思い出の中を
今は１人あの道を辿っています♪
ときめいて
燃えて
切なく
心に刺さる氷柱(ﾂﾗﾗ)の涙
遠ざかりし恋の記憶は
褪(ｱ)せた深い緑の
春夏秋冬…
さようなら、大好きだった君
どうか体はお元気で
そして心は少し綻(ﾎｺﾛ)びていて
出会ったあの頃の様に…
♪緑の風の中このまま
目を覚ましたくない…♪
そろそろ現実世界に帰らなきゃ…
# 深い緑の遠い記憶 (完)
その
笑顔も吐息も体も心も
何もかも…
独占欲のトンカチで
嫉妬のもぐらを
叩いて叩いて叩きまくって
皹(ﾋﾋﾞ)が入った心の本体…
♪まる～で壊れてしま～った
ゲームみたいだね～…♪
思い広げる
果てしなく先の未来へ向かう地図…
躊躇(ﾀﾒﾗ)いの鼓動
深い呼吸と踏み出す決心
そして静かに歩き出す…
見上げた今日のこの空に
煌めき無くとも
心の彼方で微かに瞬くあの
♪遠い星を数えて…♪
春の雨は涙
徐々に散りゆく桜(ｱﾅﾀ)を
瞬きしながら
只、見てるだけ…
気付いてこの切ない眼差し
私は赤い一灯式点滅信号…
♪近くて遠すぎる
あなたの影を抱いて♪
現実逃避の追憶旅行は
手練手管(ﾃﾚﾝﾃｸﾀﾞ)の
未練手首が
おいでおいでと
妖しく招く
君との甘い記憶の竜宮城へ…
♪迷宮の彼方に
優しかった君との触れ合い～…♪
月日は無情に流れ…
情熱を失い
俯(ｳﾂﾑ)く瞳を
優しく撫でる
小さい水面に微かに揺れる
朧月
♪あの頃の想い出が懐かしい…♪
心に刺さった
自己嫌悪の鋭い刃…
流血し尽くし
ぐるぐる巻きの鬱包帯…
♪アナタヲカンジテイタイ♪
感情枯渇の
木乃伊(ﾐｲﾗ)の瞳に溢れる
悲しき最後の一雫…
♪心の冬にサヨナラして♪
スケート靴脱ぎ捨てて
♪青い海が見たいわ♪…
感情を閉じ込める
瞳に下りた
冷めた
羞恥の鉄格子…
♪カッコいい事って
カッコ悪いよ…♪
♪涙より遠い星を数えて…♪
横から吹き抜ける
時速の風に煽られて
キラリと
視界の後方へ
瞳の雫の流れ星…
追憶旅行の手土産は
あの日に尽きた情熱の残骸灰と
取り戻せた僅かな誇り…
そして今日から再び前を向く
♪ここには過去も
未来もない今しかない♪
鬱蒼の心の森奥に
耳から射し込む
女神(ｱﾅﾀ)の声の
優しい木漏れ日…
♪明日を夢見て
信じていたいよ♪
遥か遠くに描いた幻想未来を…
私たちは、一人ひとりの持つ
言葉の力を信じています。
