はえる・2018-05-26
NOTE15
灯篭
NOTE15 そこは暖かい場所
また何処かで 言葉を綴って
誰かが一人、去っていく
言葉の温もりだけを残して
寂しくなんかないよ そう言いながら
ほんとうはさびしいって泣いてた
強くなりたいあなたも
優しくありたいきみも みんな
柔く見えて、芯がしっかりしてて強いの
これからもどうか 心に消えない灯火を
綺麗な言葉が
ここにたくさん溢れてる
まるで灯篭のよう
醜くない とても綺麗な
内容とその人自身が散りばめられ
気づいて 素敵だってことを
ありがとう、またね
また思い出した時や紡ぎたい時に
言葉を置いていくよ
大丈夫。
君との思い出は、沢山あるからさ
君がいなくても我慢出来る
この灯篭で、君の事思い出すから
水面に浮かぶ光
それは
幾千もの世を渡ってきた光のようで
目を閉じて祈るの
どうか行き着く先が
幸せであるようにと
灯篭の咲く星の海に
心臓を投げたのだ
もう声も出ない
それは僕じゃ
どうしようもなかったのだ
灯篭を流した
"君とずっと一緒にいられますように"
そんな願いを込めてそっと…
宵は川、
しじまに流れ
籠の暖
水面が燃ゆる
朱の宝石