#片想い

君にとっては なんて事の無い時間でも

私にとっては 全てが宝物だった

ねえ

好きだよ

愛してるよ

って抱きしめてよ

いつか片想いの私じゃなくて

あなたの恋人の私に

なれるのかな

「恋人」って肩書き欲しさに

何もかも捧げる覚悟でいたの

君の眩しさで白く盲いた

恋の病ならまるで本望よ

なんて簡単に定義付けられたら

迷いも脈ナシもなくなるのかな

願った途端に星が流れたのは

叶う予兆じゃなかったんだね

大人の恋に憧れていた幼い僕は

一つの感情に頼りすぎていてさ

同じ位置に立つだけで精一杯だ

特別な関係に燃える程憧れた

だけでは終われなかった恋心

優しい君には天使が似合う

隣が私じゃ笑われちゃう程

雨が似合う紫陽花になって

涙を宝石に変えれたとしても

優しい陽が無いと輝けない

君の背中に密かに惹かれた夏

恋心は夏なのに冬眠したまま

すれ違うカップルに重ねた２人

羨むだけじゃ縮まらないのにね

後輩っていう名前さえ脱いだら

もう君にとっての何でもないね

恋を棄てる勇気もないくせに

勝手に失恋した気になって

自分の為に自分の所為にして

一体これは誰の恋ですか？