#生き方

見えないものまで見ようとするから

見なくていいものも見ることになる

今、見えるものを失いたくないから

視線を落とさずに見つめていたいよ

夜が長くて数え飽きた星々


じゃあ、歩いてみよっか


目的地は曖昧でいいの

ピンの定まらないナビは捨てて

月が昇った空の端へ進む進む

泳ぎ続ければ辿り着けるのなら

じゃあまずは泳ぎ方を教えてよ

君の明日が枯れないように種を蒔いた

咲けなくても種が裂けないことを願う

上手に泳げなくたっていいんだよ

君の泳ぎ方は君が見つけていけば

泳ぎ方を知らずに泳いでみました

息継ぎがわからないから息切れね

泳ぎすぎて溺れてしまいそうなら

私が君を背負って泳いでいくから

明日どんな顔をして貴方に会おうか。

明日どんな気持ちであの子に会おうか。

自分じゃ決められないくらい

明日の生き方が分からない。

私が何を願おうと

何を望もうと

私の自由です

一緒にいたい人と

一緒にいてくれる人は違う




居心地よく思える人と

思い出を重ねたい


明日も話したいと思う人の

明日の声を聞きたい


一緒にいたいと思ってくれる人より

私が一緒にいたいと思う人と


明日も、明後日も



すごく単純な願いだけど

相手も同じ気持ちを持ってるから

私だけが優遇されるわけじゃない


したいようにする力が弱いみたいでさ、

引っ張られる方へ引き寄せられ

今日も思う先に

手を伸ばせずに夜を迎える


聞きたい声を聞けず

拾わなくても耳に入る

日常音に包まれて


その厚い膜を

破きたい

破けない



近くに感じたい温もりは

いつも、遠く遠く


手で掴める熱さでいいのに

特殊な輝きなんていらないのに

太陽の様に眩しく

月の様に遠い





どんなに温められても

指先は冷えたままさ


欲しい温もりを求めて

与えられる熱に反抗して

彷徨う、迷う



求められても寂しい

求めてくれる人の求めるは一方通行で

私の求めるも一方通行

甘い香りに誘われて

艷めく花弁を見送って

揺らぐ理想を追って

私のすることに

横から

斜めから

上から

下から

後ろから

言われる筋合いはない

私は私の中で泳いでみたいんだ

弾き出されても泳いでみるんだ

私の泳ぎ方を知れる人は私だけ

いつか迎える人生のネタバレ

どんな結末になったとしても

笑えて泣ける準備だけはして

そちらへ向かおうと思います

何にも身に付けずに歩くには危険すぎるね

防御できるように少しでも羽織っておくわ