EL・2021-07-03
画像イメージ、
ポエム
苦しい時は空をみあげて
「ほら、
繋がってるよ」
今日あったいいことを
忘れないようにメモして…
迷ったら
心が晴れる選択肢を
この手をとって、
私をハッピーエンドに連れてってくれる、
そんな王子様はどこにいるの?
月が綺麗ですね…
貴方だけのためにある言葉
穏やかに
日々を過ごせることのありがたさ
夕暮れ時は
君を想いがち
振り返ったら
いつの間にか
誰もいなかった
夏の終わり
生きていれば
幸せは訪れるとまだ信じてる
生きるって疲れる。
けど、
この世に出てきたからには、終わりまでおくらなきゃ。
繕って、着飾って、偽って、
まとめて箱に詰めてピンクのリボンで結んじゃって、
量産してベルトコンベアーで流せば、それが私。
それを終わりまで繰り返すの。
いつか死を迎えるまで。
......初めて来た。
ここが、あの人の家ね。
庭付き。
一人暮らしには大きすぎる。
私以外に女がいるってわかった時から、
あろうことか、あの人は私に別れを告げた。
でももういいの。
今こうして、あの人の所にいるんだから。
あの女はもういない。
私だけがあの人の傍にいられる。
ああ、あの人帰ったらビックリするでしょうね。
会うのは6ヶ月ぶりだから。
何て言うかしら? 何て言おうかしら?
緊張して、ドキドキしてきちゃった。
やっと会えるの。
もっと早くこうしてればよかったわ。
大好きなあの人、
これからわ私だけのモノ。
忙しない日々。
それを抜け出して時々此処に来る。
初めは遠出でフラフラしていただけだし、
自然とか景色とかそんな興味なかったけど、
此処に来ると、彼女がいるから。
赤茶色の髪、大きな瞳、可愛らしい口元、
華奢な体、鈴の音のような声。
明らかに僕より年下だが、大人気なく見初めてしまうほど綺麗だった。
「こんにちは、お兄さん。 久しぶり」
久しぶり。 今日も早目に切り上げてきたよ。
そして毎度のように、自分の最近のことや他愛のない話しをする。
途中で彼女はこう言うんだ。
「あまり抜け出しちゃだめだよ。
お仕事、無くなっちゃうよ?」
そうなったらその時だよ。 それに、
僕は君と会ってる方が好きなんだ。
始めはそんなこと言ってこなかったのに、
今では僕のことを気にしてくれている。
それが凄く嬉しい。
会っていく度に、僕は彼女との時間が楽しくになり、
もっと欲しくなる。
いつもの日常に戻るのが億劫になる。
生活、仕事、人付き合い、恋人。
全て億劫になっていく。
最近彼女はそれを感じているのか、
話しを早々に切り上げようとする。
「私、お兄さんの頑張りの邪魔したくない」
そう言って側から離れようとする。
違う、やめてくれ。
此処の場所に来れるから、君に会えるから頑張ってるんだ。
何度言っても、困った顔で笑う君。
困らせたいわけじゃない。
でも、僕で困ってほしい。
もうこれは、愛のようなものだ。
これからも此処に来て、君と会うよ。
たくさん話して、たまにケンカして、笑いあって他愛のない会話をする。
時間なんて忘れて一緒にいよう。
僕はいつもどおりの私生活が送れなくなるより、
君なしの時間の方がよっぽど辛いから。
今日は、もう暗くなるからここまでだね。
また来週来るよ。
君も気おつけて帰るんだよ。
「お兄さんも気おつけ帰ってね。
来てくれるなら、此処にいるから。 じゃあね」
待ってるとは言わないんだよな。
でも、いいか。
じゃあ、また来週に此処で。
彼と喧嘩した。
昨日から雪だから、遠出はあまり良くないってわかってるけど、今はできるだけ離れたくてここまできた。
仲のいい恋人同士でも喧嘩はある。
仲のいい恋人同士、私はそう思ってた。
でも……彼はそうじゃなかったみたい。
私は、他のコに浮気する程度の存在だったみたい。
前にもあったの、彼の浮気。
その時は許した。
色々思ったけど、好きだから。
彼も、離れたくないって言ってくれてたから。
でも今回は違う。
私言ったの。
本気の浮気じゃなくても傷つくの。
離れたくないって言ったのに、何で他のコに離れていくの?って。
そうしたら彼は言ったわ。
「長い間付き合ってるとマンネリ化するだろ?
好きだって確認するためだよ。
それに最初の浮気は許してくれただろ?
今度も同じだよ。 離れたくないのは一緒だからさ」
私が好きだった彼ってこんな人だった?
いつの間に変わってしまったの?
私がそうしてしまったの?
私がいけないの?
今は、一緒にいたいとか、離れたくないとか、
好きとか……考えられない。
考えたくない。
彼の良い所や、笑顔も、どこが良かったのかわからない。
一緒に過ごしてきた時間も、無駄にさえ感じる。
このままもっと森の奥まで行って、しばらく戻ってきたくない。
いっそ狼に食べられてしまいたい。
凍えた心では、この寒ささえ何も感じない。
あなた、
わたしの頭の中をハッキングして。
好きでしか埋まってないから。
先生。
毎日あなたに会えるのはいいけど、
制服がつまらない。
私服を見せたいし、見たい。
学校生活以外の、素の私を見てほしい。
もっと色々したいし、教えてほしかった。
ニキビ隠しを理由にメイクをした日。
"化粧してると、大人っぽく見えるな"
大人っぽく見えるようにしたの。
わかってくれて嬉しかった。
ミディアムヘアが好きって言ってたから、ずっとロングだった髪を切ったの。
"髪切ったのか? 何か悩みがあったわけじゃないな? ならよかった。 似合うよ"
悩みがーとか言ってたのはわからなかったけど、
似合うって言ってくれた。 嬉しい。
私が色々することを気づいてくれる。
見てないようで、見てくれてる。
けど、何でこの気持ちには気づいてくれないの?
何で、他の子なの……?
私の何がいけなかったの?
その子の何がよかったの?
声色かえて、先生ーって近寄ってくとこ?
皆んなの前でバカ正直に好き好き言ってたとこ?
手作りのお菓子をわざわさ教室で渡してたとこ?
足が見えるミニスカ?
ケバいメイク、ダラシない服装?
その子のこと、誰にでもその態度だと思ってる。
違う。
先生にだけ。
私も、先生にだけだった。
だからそうしてきた。
でも、もういいの。
私を可哀想な子扱いするのはやめて。
もういいの。
覚めたから。
見ててわかった。
どこがよかったのか思い出せないくらい、
校内のどこでもイチャイチャしてるから。
立場や、責任感は無いみたい。
他の先生達も裏で言ってた。
何だか気が楽。
気にかけてくれて遊べてなかった友達と、
これから家で女子会してうんと楽しむの。
そしてまた髪を伸ばして、もう切ったりしない。
私のままでいる。
*あくまで、画像イメージのお話しです。
深い意味はないです。