#祖父

あなたに会いたい。
もう一度だけでいい、
話をしたい。
もう二度と会えなくなるって知ってたら
きっともっと話してた、話したかった。
約束まだ果たしてないよ。
無理だよ、独りじゃ。
戦えない。
あなたの力が必要。
お願い、



たすけて

いつも通りの朝、駅のエスカレーターの途中
誰かに肩をたたかれ、振り向いた。

エスカレーターには、私しか乗っていなかった。
その日、大好きな祖父の月命日だった。

「後悔しても遅い」

きっとこの言葉は

いつまでも僕を苦しめる




































分かってるよ、そんなの

だから悔しいんじゃないか

僕は何も出来なかったから、
為す術が無かったから

亡くなった人は後悔しても帰ってこないんだ

後悔して帰ってきてくれるのなら僕だっていくらでも後悔する

でも死人が帰ってくる訳ない

だから無理に言い聞かせるしかないんだよ
自分に厳しく言い聞かせないと

僕が僕じゃなくなってしまうから

僕は僕を殺さぬよう、強く生きるって決めたんだ

きっとそれが、貴方が望んでいる事だから。
頑張ろうって決めたんだ

近々、僕の身内が空へ逝く
だからきっと僕は泣き崩れる

後悔しないよう、沢山触れて、沢山話して、笑顔で過ごせるように頑張るよ。

唇に

あの鮮烈な赤を
滑らせて。

その日、

わたしの大切な人は、
二度と帰らぬ人となった。




12月の事だった。

肺炎になって、
祖父が入院した。

ドクター曰く、


年齢や、透析のこともあり、
逝くのに、
そう時間は
かからなかったらしい。

日にちは忘れてしまったが、

ある日の朝のこと。

祖母が祖父を見舞って、
病院で傍にずっといた日のこと。

朝、祖母が目を覚ました時には、
祖父は
眠るように
息を引き取っていたそうだ。


息を引き取る前、
まだ面会ができた時。

私に、
「○○の中学生の姿が見れるまでは死ねんなぁ」と、
あれだけ言っていたのに。


結局祖父は、

私の中学校の制服姿や
学校での出来事を聞かないままに
亡くなってしまったのだ。


あれから
どれだけ、

祖母が泣き、
悲しんだ事だろうか。

父や母に拒絶され

話し相手である孫の私も
学校であまり家にいない中、

どれだけの孤独感を
味わったことだろう。


祖父さえ生きていてくれたら、

父さえ変わってくれれば、
母が
祖母に寄り添ってくれていたら。

私は、
私は。

こんなに苦しくなかった。

会いたくて

でも会えなくて

この世にいない貴方を

探してる

貴方がベットから車椅子に移る。

それが貴方との最後のハグ。

日が経ち季節が変わり

時が進み私が大人になっても

あなたに会うことは出来ないのですか？

今までずっと

暖かい目で見守ってくれていた

おじいちゃんへ

私に恩を売った数の倍生きてください

病気を治して

ずっとずっとずーーーーーーっと

元気で長生きしてね！

そして私に恩返しをさせてほしい
#

そんなはずない

家族構成を授業で発表している学校をブログで見つけたんだが
そのことについて言わせてもらう。


家族構成を授業で発表するなんて正直あり得ない。
例えばシングルマザー、シングルファザーの家庭で育って、
親が片方しか居ないからと虐めや、陰口にあうかも知れない。
祖父母に引き取ってもらい、
親じゃなく"保護者"だから虐めや、陰口にあうかも知れない。
勿論親戚に引き取られるのも同じ。
施設に預けられて預けられた皆と保護者の方と過ごして
虐めや、陰口を言われるかもしれない。
他にも家庭の事情があって虐めや、陰口が起こるかも知れない。
何でそこまで学校側は考えないのかな。



学校名は控えます

箱に詰められた

平熱零度の抜殻

考えたくないけど人はいつか死ぬ

祖父も祖母も私も。

死んで欲しくない。

考えたくもない

絶対立ち直れない。

一緒に過ごした毎日は

私にとってかけがえのない宝物です

どうすればいいんだ　
会ったりなんてしたら
絶対泣いちゃうじゃないか
最後が涙なんて嫌だよ絶対

もう明日、1週間。
初七日か。
未だに泣きそうになる時があるし、
会いたい。
すっごく会いたい。
大好きなおじいちゃんはどこなの。