#私の初恋泥棒は君でした。

此花が染まる頃の告白を


此花が散る迄の永遠を


君と共に過ごしたくて

「大丈夫」と言える
強い人になる
そんな必要はない
「辛い」と言える
強い人になればいい

　あ　　や　　分　　そ　　ひ　　傷
　な　 　っ か　　れ　　と　　つ
　た　　ぱ　　 っ で　　り　　け
　が　　り　　て　　も　　に　　合
　好　　私　　い　　　　　な　　 っ
　き　　は　　て　　　　 　っ て
　　　　　　　も　　　　　た

短編小説です


もし宜しければ感想もお願い致します


































「花束を君に」

































僕は彼女を、沙織を愛している


毎日連絡することは忘れないし

彼女に執拗に付き纏うストーカーを殴り

彼女に近付かせないようにした


僕は彼女の笑顔がとても好きだ

彼女の無邪気で愛らしい笑顔には

出会った人の誰もが見惚れてしまうだろう
























僕は毎日、彼女に花を一輪贈っている

いつか彼女にプロポーズをする時には

これまで贈ってきた花を花束にして

想いを伝えようと思う




僕は今日も彼女に花を贈る為

彼女の家へ向かう

今日はアイビーという花を贈ろうと思う


僕はいつもの様にインターホンを押し

彼女を待った


少し待っていると彼女と、彼女のご両親が

扉から表れた


僕は驚いた

こんなにも突然、何の前触れもなく

彼女のご両親に挨拶をする日が来るだなんて


恥ずかしがり屋な彼女は

なかなかご両親に会わせてはくれなかった

だから僕はとても嬉しくて

挨拶をしようとした


すると、彼女は言った




















































































“この人が私のストーカーよ”

愛が欲しくて眠れない夜も

恋しくて涙に暮れる夜も

僕にできることは

ただ貴女を想うことだけ…

好きな気持ちに
嘘をつく必要はない
叶わない恋でも
君に届かないって
わかっていても
諦めることはしたくない。

さよならに泣いてしまうから

アイラインもマスカラもしなかったの

貴方の記憶の中の

最後の私は少しでも綺麗でいたくて

何時も椅子に座って猫を撫でていたね

慈しみに満ちたその姿を見ていると

たまらなく愛おしいって思った

君を幸せにしたい…

理想はあったのに

どれも当てはまらない貴方を

何故か好きになってしまったの

いつか離れる運命なら

思い出が汚れる前に

沼から立ち去れこの想い

時間が経てば忘れるなんて嘘。

あなたがいない日常に

慣れただけだよ＿＿＿𓂃◌𓈒𓐍

たまに顔が見たくなって

たまに声が聞きたくなって

たまに君に会いたくなって

違うって言い聞かす度に好きになる

不器用な人が好き
自分を誤魔化せない
嘘のつけない
正直な人だから

いつか渡す108本の薔薇

今は胸の内に留めておこうか

もう少し早く
さよならが言えたら
こんなに苦しまずに
済んだのに

君も薄々勘づいていただろ

決して同情とか憐れみで
言っている訳ではない

出逢った頃に戻って
今、君に片想いをしている

僕は過ちを犯し
かけがえのない愛を失った

もう取り返しのつかない罪を
背負ってしまった