#紫陽花

色褪せた紫陽花は僕の初恋

貴方に恋焦がれた僕の物語

雨上がり澱み軋む一歩前進

寄り添った愛色の雨傘

貴方の大きな肩に集まった黴雨


寄り添いあう藍色の集真藍

その一葉を数えて歩く路


寄り添えない哀色の時間

その欠片が刺さる心は雨模様

雨粒を絡めてまで数えた

君への気持ちたちは

1枚も届かないままで

一雨ごとに色を変える
紫陽花

何色に染まったなら
あなたは迎えに来てくれますか

紫陽花の

華に包まれて

カタツムリが

そっと、顔を出し

六月の紫陽花

誰にも届かぬまま

咲いて消えた

割れた花弁に気づかず涙を

注ぎ続けてごめんね紫陽花

さよならの呪文で君を忘れた

忘れたんだよ君がいたなんて

雨という涙を美しく浄化するかのように

咲き誇る紫陽花たち

私は貴方にとってそういう存在に

少しでも近づけていれば良いのに

土の性格で

表情を変えるお姫様


いつか君色を支えられたら

色が変わっても形が変わっても

変わらずに好いてくれるのかい

雨が似合う紫陽花になって

涙を宝石に変えれたとしても

優しい陽が無いと輝けない

タグ紹介の様なもの


# hydr'ange'a


紫陽花×好きな人や大切な人

をテーマにした詩のみ


ただ私が猛烈に読みたいだけです

使ってくれたら何かしらの

言葉を贈りに行きます

私に紫陽花の詩を浴びせてくれ(

移り気な君の綺麗な瞳

最初から君に負けてる私を

君は興味ひとつ使わず

捉えて離さない

雨の季節に咲く君は
本当は太陽に憧れてるんだよね

だって　紫陽花の真ん中には
陽だまりがひとつ

雨に流され　紫になった陽かり
それでもいいから　浴びていたい

雨が似合うって　誰が決めた
その雨は　涙かもしれないじゃん

わたしは紫陽花だ
あなたはきっと　この涙には気付かない

たとえ雨が降ろうと
陽だまりのようなあたたかさに憧れる

わたしはそんな　紫陽花なんだ


『紫陽花シンドローム』