#蝉時雨

微睡みの中

靡くセーラー 蝉時雨

夏の香りが鼻腔を擽る

あの夏、聞いていた

夏風にそよぐ風鈴の音色
木立に響き渡る蝉時雨
ぼくを呼ぶきみの声

あの夏、見ていた

さざ波押し寄せる海
入道雲に包まれる空
ぼくを見るきみの目

忘れないでいてくれるかい

ぼくが君を好きだったこと

この夏、また聞きたくて
この夏、また見たくて

ぼくは今もきみを忘れない

暑い夏の日、
「好き」
という言葉は
蝉の鳴き声に掻き消されて
「やっぱりなんでもない」
そう言ってしまったよ

蝉時雨が止みました

雨が来たのかな

注意報も出ているみたい

天気は下り坂



フランソワ


20207241055

空鳥蝉 黎人 こ君
がが時 明肌 のは
彩飛雨 の恋 景綺
りび 瞬し 色麗
始交 間く にだ
めう 値よ
す
る
ほ
ど

せ　み　し　ぐ　れ

静　水　知　群　零
寂　の　ら　青　時
を　音　な　の　深
穿　さ　い　空　夜
つ　え　夜　が　の
夏　掻　の　鳴　針
の　き　海　き　の
声　消　の　は　音
し　中　じ　
て　　　め

蝉時雨は

遠い夏の思い出と重なって

好きなのに

逆に悪戯したり

意地悪していた

幼かった私を思い出します



2022年7月2日 8時53分

蝉時雨の猛暑

汗を流しながらも

弱音を吐かない君

そんな君に恋をしたあの夏。

浅い夏の隙間

覗く向日葵 降り注ぐ蝉時雨

額を伝う汗が 夏を知らせる

夏の夕暮れ

神社の境内で

落ちた葉の踏みしめる音

あの時はまだ、純粋に

何も知らずに生きていた

あの時の楽しさも あの時の喜びも

いつしか感じなくなって

笑えなくなって

生きることだけに精一杯で

空回りして、転んで、ボロボロになった

ふと後ろを振り返ると

昔の僕が冷たい視線を向けて

きっとそんなふうに

追い打ちをかけるように

「そんな人間になりたくなかった」って

僕自身を突き放したんだ

蝉時雨に掻き消された君の声を知りたい

慣れてるけど
蝉時雨のような
耳鳴りの中

君の声を思い出して
涙が出た

君の声が聞きたい

電話出てくれる？

9／3 Day，s 81

蝉時雨。
哀しみに昏れる日暮が
夏の終わりを告げる。
竹の囁きを聴きながら
貴方との思い出を
想い出すの。

季節は巡る 風と共に

四季の色を塗り替える


7月はすっかり夏の色だね

蝉のオーケストラが開演したよ

先生と生徒



これはきっと

　　

いけない恋だ



そう気が付いた



蝉時雨