#零れ恋慕に色彩を

君の短冊に載りたいの

何枚目でも良いからさ

星空を経由した想いなら

綺麗な姿で渡せるでしょ

空に虹を架けた理由なんて

君を笑わせる口実で良いよ

幸せを閉じ込めた瓶を抱いた

開ける魔法は君しか知らない

待っててね対岸のお姫様

心ごと奪うよ一夜の君を

終電ギリギリまで恋愛相談

グラス１つじゃ足りなくて

星になって照らしてないで

今日くらい私の側で光って

君の心臓へ流れる言の葉先は

痛くても優しい花弁でいてね

短冊をいくら君で埋めても

君と会う予定は空欄のまま

ごめんな今宵は夜空から拝借

僕だけのベガを盗みに行くよ

君以外の織姫を知らない

隣の星役は僕だけが良い

会えない悲劇に追い打つ落胆

濡れたシナリオは報われない

虫になって嫌われてもまだ

君を望んで綴ってごめんね

何処か遠くで君が眠っても

空の合図は僕には届かない

どれ程の脆さで好きを刻めば

時間も攫えない傷跡になるの