#🍵🍡俳句(短歌･川柳)友の会🍡🍵

眼を　　凝らし

　　銀河の　果てに

　　　　　想い　　馳せ

　　　　　　　　瞬く　　星に

　　　　　　　　　　夢　　託す　我

人は　皆

　出会いと　別れ

　　　　　繰り返し

　　　　　　　涙の　跡に

　　　　　　　　　添える　花束

いざ　　春を

　　咲き競う　花の

　　　　　　艶やかさ

　　　　　　　　佇む　肩に

　　　　　　　　　　はらり　ひとひら

　新緑の

　　　並木の　道を

　　　　　　君と　行く

　　　　　　　　さくら　散りても

　　　　　　　　　　　恋は　　薄紅

　麗しき

　　　さえずりの　主

　　　　　　　　春を　呼ぶ

　　　　　　　　　　　一瞬の　姿

　　　　　　　　　　　　　　青空へ　飛ぶ

　いにしえの

　　古都に　　行き交う　　人々も

　　　　　　空を　仰ぎぬ　　我と　同じく

茜　差す

　道端に　とんぼ

　　　　　飛び交いて

　　　　　　　風の　気配に

　　　　　　　　　秋の　香　想う

萌え出づる

　　　若葉の　色も

　　　　　濃く　なりて

　　　　　　　　風も　翠に

　　　　　　　　　　染まりゆくかな

　表には

　　　見せぬ　労苦の

　　　　　　　　なみだ跡

　　　　　　　　　　痛み　覆いし

　　　　　　　　　　　　　花ぞ　やさしき

　チューリップ

　　　　来たりし　春を

　　　　　　　　　歌い　咲く

　　　　　　　　　　　風に　微笑み

　　　　　　　　　　　　　　揃いて　揺れて

　ラテ・アート

　　　　窓ぎわの　席

　　　　　　　　昼下がり

　　　　　　　　　　あの頃の　君を

　　　　　　　　　　　　　ふと　懐かしむ

　　　遠山や

　　　　　　桜雲　去りて

　　　　　　　　　　　緑　萌ゆ

桜　　舞い

ひとつ　　季節を

見送りて


よぎる　　想い出

懐かしき　　人

　厳冬に

　　　散りゆく　花よ


　　　　　　　　うららかな

　　　　　　　　　　　春を　夢みて


　　　　　　　　　　　　　　　土に　還らん

枝先に

　　鳴き交わす　鳥の

　　　　　　　声　　聴けば

　　　　　　　　　こころの　　傷も

　　　　　　　　　　　　　寒風に　　去る