はじめる

#recollection

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全37作品・

まっすぐに

無いかもしれないものを

求め走っていた


そうじゃないと

足を止めてしまえば

すべてが終わってしまうと思っていた

誰にも語らず紙に書き付けた熱情


あんなに怖いことを

良くできてたと思う


見たこともない宝石を

その原石と信じるものへ

遮二無二手を伸ばして


ひとりだから、できた

叱咤し抱き締める

わたしとわたしで見ていた光の尾



そのハレーションは

ほんとに本物だったかな

共犯の鏡像を女神に祭り上げる

それもしたたかで舌を巻く生命力だけど

蝶番・2025-04-13
予感
見上げる景色は
analysis
self-portrait
recollection

僕の記憶の

君の頁には

特別な栞が

挟んである

浅黄・2025-03-18
recollection

そこ、ここに

大切な人がいる

今はもういないけど、いる

そんな物語


昔は理解できなかった

反発を覚え

問い詰めた時期もあった

なんて愚かな真四角

微笑むくらい容易かったのに


今は目をつぶってても感じられる

そこ、ここいる

あたたかな揺らぎ

蝶番・2024-09-27
recollection

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に37作品あります

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夜明け前


毎日のように目が覚めて

薄明かりに文字を並べていた

あの頃と同じ白い朝の手前


だけど同じじゃない


同じくらい切実だけど

1500日が過ぎたということ

蝶番・2024-11-13
recollection
diary*

恵まれた物語だったと思う


願いが直線に叶ったわけじゃない

わらしべ長者みたいに

交差した縁が先々で手を取り

細く道を拓いていった


思い描いた小さな夢は

ひとつまたひとつとあきらめたけど

とりあえず歩いた

何もしないでいるなんてできなかった


だからきっと

何もかも放棄するのじゃない限りは

どこかにたどり着くよ


そしてそれは悪くもない眺め

蝶番・2025-02-18
analysis
recollection
call*

夏休みになると本が読みたくなる


ふらり寄った書店で

出版社が出す夏のおすすめ本の小冊子を

何種類も持ち帰り家でゆっくり目を通す

読みたいものに印をつけ図書館へ行く


読書感想文は得意ではなかったけど

小学生のときに購入した一冊の課題図書が

永久保存用の本棚に色あせた背表紙を並べている


今でも時々読み返したくなる

そんな出会いもある

蝶番・2024-07-21
夏の一冊
『ルビー色の旅』
堀内純子
recollection

必要なくなったらいつでも言って

すぐいなくなるから

恋人によく繰り返していた


不思議そうな戸惑いがちな

笑みを向けられる度

溺れずにちゃんと立ってる

そんな気分でいたけど


ただ自信がなくて

自分の気持ちすらゆだねていた

だけだったのかもしれない

蝶番・2024-10-25
recollection

子どものころ

気温が高くなる午後には家族でお昼寝をした

家中、涼を求め辿りついた

玄関から廊下に続く小さなスペース

夜は寝つくまで母がうちわで扇いでくれた


居間にも寝室にも

エアコンが無かったってことだよね

最早おとぎ話のような夏の記憶

蝶番・2024-07-22
recollection

生まれて

生きてく意味って何だろう


たっぷりの時間で

ひとり

言葉と遊ぶうち

街は揺らめいて

海を深く潜るように

青に漂う


そんな夜もあった

蝶番・2024-10-03
心に浮かぶのは
recollection

それはとっくのとうに過ぎてたんだ


なつかしさと手をつないでるから

絶望のにおいは甘い

蝶番・2025-05-26
始まりと終わり
discovery
recollection
小谷美紗子

楽しくなきゃやるわけないよ

きみの声にはっとする


「楽しい」が当たり前に一番の人は

そうじゃない嗜好性を持った人間を

理解できないのは仕方ないのかもしれない

それくらい楽しいは正しく強い

健全なる鈍感


そんな視線と評価は笑みで切って

好きなものを大事にしよう

好きなものを好きな自分を確かに守ろう

蝶番・2024-11-18
discovery
recollection

選ばなかった方の道を

想うことがある

こんなふうに夢に見るほど


選ばなかった、、

つまりあなたを選ばなかった方の道

あるいは

どちらの手も離さなかった道


想像して

これで良かったと納得できないから

何度も架空の生き直しを繰り返す


わたしに必要なのは

シミュレーションでも

肚落ちでもなく

あっさりと手放したそれを

今、この状況から手に入れる方法だ

蝶番・2024-09-03
recollection
diary*

束の間の光を浴び

窓を一つずつ開けていく

家中に風を通す


自分をコントロールできている

ささやかな積み重ねが

心を平らかにする


決してまじわらないと思っていた世界に

今、触れている

蝶番・2024-11-27
diary*
recollection

過去の美しさに凍える

過大評価だったと翻す

乾いた安堵


ずっと同じところを廻っている

この感覚も繰り返している


鈴の音が小さく聞こえた

瞬間に何かは蒸発し

記憶そのものも消失する

蝶番・2025-04-25
diary*
recollection

並走してきてくれたんだよね

まだ話せない頃から

ずっと一緒に


ひとりごとのような

拙いわたしを

いつも受け入れてくれた


添わせる手のひら

やわらかい円環を

遠く抱きしめる

蝶番・2024-09-26
recollection

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