#ひまわり畑

ひまわり畑で君と2人。

夕方に

向日葵畑で

かくれんぼ

君の白い手

みいつけた

貴方を想って、
想い続けて、
彼女でも、
友達でもないかもしれないのに、
嫉妬して。

「あの子は悪くない」って、
わかってるのに。
勇気のない自分が悪いことなんて、
分かりきってるのに。

それを認めることも、
勇気を出すこともできなくて。
それでも思い出してしまうから、
貴方があの子の前で見せた笑顔も、
あの子にかけた言葉も。

そんな弱い自分を認めたくなくて、
あの子と一緒にいたくなくて、
泣きそうで、
傷付けてるってわかってるけど、
限界で、
話すことも、
目を合わせることも、
あの子と前みたいに笑い合うことも、
怖くて、
そんな自分がいやでいやで仕方なくて。






ごめんなさい。
いつも支えてくれるのは貴女なのに。
迷惑かけて、避けて、傷つけて。
貴女は何も悪くないのに。

ひまわりプロジェクト

この言葉を聞いたのは
何年前だったろう？

東日本大震災で
津波がのみ込んだ田畑に
土壌を活性化させるために
ひまわりを植えているとか

或いは
義援金の謝礼として
種を贈り
育てて花を咲かせることで
被災地に思いを馳せて
もらうためとか

実は
私の家の近くにも
小さなひまわり畑がある
熊本地震の義援金の
お礼のひまわりだそうだ


ひまわりの花言葉は
あなたを見ています

私達の善意は
あの
黄色い花に
見られているのだ

君と一緒にひまわり畑に行きたい。

来年は 好きな人とみにいきたい。

体育の授業で、
貴方の走る姿を見逃して、
落ち込んで。

貴方は、
そんな私に気づくわけでもなく、
またあの子としゃべってて、
また私は嫉妬して。

その時たまたま男子に頼まれて、
ビブスをかたづけてた私は、
貴方もアンカーで、
ビブスを着てること思い出して、
綺麗にしてるふりをして、
貴方を待ってた。

貴方があまりにも遅いから、
私がいるから戻せないのかな、
とか考えて、
でも貴方は近づいてきてくれて、
ただ置いていくんだろうなって、
覚悟してたのに、
私に手渡して、
『せんきゅっ!!』
って耳元で言ってくれたよね。

私はびっくりしすぎて、
目も合わせられないし、
『どういたしまして』
も言えなくって、
頷いただけだったけど、
本当は泣きそうなくらい、
嬉しかったよ。

近くで響いた貴方の声も、
私に向けられた貴方の言葉も、
私に向けられた貴方の優しさも、
嬉しくて、幸せで、
嫌だった体育も最幸の、
楽しい時間にしてくれたよ。