#アロマンティック

「好きです」と言われた


それだけで充分だった

でも君は“その先”を求めていて

私は“その先”が見えなくて


嬉しいな

あったかいな

心も弾んだけど、




ごめんね




恋を恋だと知らない　わからない

私は

君の思いに応えられない

好きだから触れたいのか

触れたいから

好きだと錯覚しているのか

快楽求め

腰を揺らす

そこに恋心なんて不要

生まれた時から運命の人が決まっていて

その人しか好きにならない

その人としか結ばれない

そんな世界だったら

もっと楽に生きられたのにな

卑怯な私は満月の夜に

月が綺麗だ

なんてとぼけるの

普通に恋ができる女として生きたかった。恋愛の幸せも苦しみもわからずしてこの世界にいるのは、なんだか虚しい。

普通に恋ができる女だったら、もっと素直で可愛くなれてたのかな。

「ねぇ、好きな人いないの？」

「いないよ」


「初恋いつ？」

「まだかな」


「〇〇ちゃんってあの人のこと好きなんだって！」

「へえ」


「彼氏欲しくないの？」

「大丈夫かなぁ」







恋愛って、必ずしなきゃいけないものじゃないよね


恋愛をしたいとは思わないけど


誰かを見てドキドキしたり

挨拶のために勇気を振り絞ったり


そういう経験はしてみたいなぁ


どんな感じなんだろう

誰も恋愛対象じゃないって自分でもよくわからない。どういうことなんだろう。

この時期だからこそ言うけど、恋をするのが普通って思わないでくれますか。

誰も好きになれないから、女として見られないように無愛想に生きるしかなくて。

ゲイやレズやバイの何が変なのか、それを初めて学んだ時から全くわからなかった。自分が、誰にも恋愛感情を持たないからだろう。

この世界は、人間が恋をしないといけないかのようにつくられてるみたい。

泣けるような恋が出来たなら

貴女のことが少しでも理解できますように。