#チョコ

「君にしかチョコを渡さないよ」


この言葉が人生２回目って伝えたら

君は嫉妬してくれますか

バレンタインの雰囲気に

溺れて私を好きになってよ

貴方にチョコを渡せる口実が欲しい

鈍感な君は気づかないでしょう

こっそり書かれた"すき"の小さい字

半分凍ったアルコール

崩れぬうちに甘さを頂戴

あなたからのチロルチョコ

あなたは本命だよ

って嘘つくよね

冗談だってお互いわかってて

でも嬉しくて切なくて.

どうせ私から言わなきゃ

形にもならないものなのに

そうやって今年も

私はずっと渡せないまま

君のためのチョコ

もし私が手渡したら

受け取ってくれるかな

君の酸っぱさを
私の甘さで飽和したい

向けられる笑顔は

昔みたいに輝いて、

私を期待させるの。

貴方は知らないでしょ
これが本命ってことも。

揺れる前髪ばかり気にして

中々チョコを渡せない君に

大丈夫とそっと声をかける

君が他の男と付き合おうと

ボクはきっと大丈夫、

そう自分にも言い聞かせた

少し苦めのバレンタイン。

薄くなった愛を

どうしようかと

考えています

きっと緊張して


身体が硬くなっちゃう


けど、君の優しさで



ありがとうの一言で



きっと柔らかくなる。

『昨年のバレンタインデーの話』


私の学校はお菓子持ち込み禁止だった。
だからバレンタインデーの放課後は、
女子だけが残ってこっそり友チョコを渡すというのが、恒例行事だ。

しかーーし！！

いつもは放課後になったら速攻で帰る男子達が、教室をウロウロしまくる。
廊下をウロウロしまくる。
昇降口をウロウロしまくる。
駐輪場をウロウロしまくる。

あまりに歩き回っているので、
ちょっと面白かった
＆
キットカット１個くらいあげたくなった笑

本命チョコの隠し味は
愛だから