#リメイク

君の心に気まぐれを宿したら

僕に寄り道してくれないかい

握りしめたままでいる君の拳を

開ける人に僕がなりたかったよ

君と手を繋げないと知ってても

仮面を被る必要がなくなったなら

きっと仮面は安心して眠れるかな

安心の先で不安が待ってるなら

安心も喜べるものじゃないよな

空が優しく微笑んでいるから

私も笑って空を見上げてみる

強がり被った僕を強くなったと勘違いして

強がった僕には気づかないままでもいいよ

泣いてもいいと思える場所が欲しかったよな

泣き場所を探しているうちに涙は枯れていた

作っても綺麗にはなれず

独りで食べるしかないね

心は空腹のまま完食する

泣けない私の代わりに星は泣いてくれました

「泣いてもいい」と泣く星は震えていました

棘に触れては痛みが呼ばれる

それは僕ではなく君の痛みだ

太陽に無理強いをさせて連日の晴天

雷と雨の怒りに触れたから空は曇る

空の世界も穏やかだけじゃないよな

流離いの鳴き声は季節の終了を告げる声か

それとも闇夜が僕を迎えに来た声だろうか

泣き声は鳴き声に掻き消されてしまうから

僕が泣いたことなんて誰も気づかないよな

泣きたかった空に太陽の無理強い

雨と雷は悲しんで空が震えている

空は今にも裂けて泣き叫びそうだ

君が想ってくれた私には

棘が含まれていたとして

それでも君は私のことを

愛してくれるのだろうか