夏輝・2023-08-06
今夜君の星影を観る
向日葵みると思い出す
正直君が生きてれば何でも良かった
「生きたかった、死にたくない」
涙目でそう訴えてくる言葉と
「やっと死ねる、長かった」
少し汚い字で書かれている日記
どっちが本音なんだよ
この手紙を開けてしまえば、
君からの贈り物が減っていくようで怖い
"受け入れられたら読んでね"
そんな手紙一生読めねーよ
今思えば全部君経由で
仲良くなってんだな
俺は本音が知りたかった。
またねって言ってごめんって
また空の上でって意味だよって
今僕が書いた人たちは、またねって言ったことに対して怒るかもしれないから。
死ねずに怪我だけ残した、
きっと君からの訴えなんだろう。
明日弟に会いに行く
なにあげようかな
やっぱ幸せとはまだ思えない。
いい事も今はそれほどない。
むしろ後悔や罪悪感の方が多いし
相変わらず全てが憎いけど。
「それでもいいから生きてて」
絶対聴こえないはずの幻聴が
頭に響いたんだ。
自殺なら防げたかも知れない。
病気は無理だった。
だからこそ一緒にいてやれば
よかった。
もう慣れた、君がいない生活に。
慣れたくねーよ。
はよ戻ってこい馬鹿。
俺は言い聞かせてるだけで
君のような思考にはなれない。
君がずっと聴き続けていた曲を
夜になると聴きたくなる
英語が得意だった君は
この曲の意味を理解できていたのか
あー、謝りたい
もっかい会えんかな