#フィクション

ほんのり甘いヘアオイルと

幸せのシンボルの四つ葉のクローバー

君と幸せになれたらだなんてね

優しさに溺れてしまうのが怖くて

これは恋じゃないと言い聞かせた

遠く感じる貴方の背中に

私への想いは描いていない

こんなにも近くに居るのに

貴方の感情が読めないの

君があの子を見つめながら

特別優しい表情をするから

"私の選択に間違いはなかった"

そう思えるよ

数々の辛さを耐えた

私には大きく映るその背中を

守りたいと思ったの

金曜日といえばねるねるねるねだが

これは

曜日感覚が薄れがちな船の上で

曜日を知らせるための

海軍の風習が元なのだ。

つまり

練って色が変われば

金曜日だということが

分かる仕組みなのだ。

手と手を重ね

呼吸を合わせ

見つめ合いながら僕らは

ねるねるねるねを

練ったのだ。

初夏の過ち…

僕らは、交際を始めた

ばかりだった。

そして僕は、

彼女の部屋で、

ねるねるねるねを

練ったのだ。

彼女は

練寝（ねるね）という

めずらしい

苗字だったのだ。

恋愛小説なんて読まないし憧れない
恋愛マンガでも恋愛ドラマでも同じ

事実は小説よりも奇なりを体現したような
強烈すぎる恋愛物語をリアルで体験したあたし､
LGBTも過去生ファンタジーもぜんぶ入ってたりして

こんなのを数年ずっと演じていたら
この世が現実であるとは思えなくなってきて
あたしにとっては､ほんとうに貴女がすべてだから
あたしは人間というよりもはや架空の登場人物

本名や出身を伴った実在の人物としては姿を消し
仮想のあたしの存在意義は
ただ､貴女を愛していることだけ
あなたを永遠に愛しています💖💖💖
おやすみなさい✨✨✨

「サボる」の語源は

「サボタージュ」であることは有名だ。

サボタージュの本来の意味は

ねるねるねるねを意図的に遅く練って

色の変化を遅らせることだが

そのことはあまり

知られていないのだ。

丸の内のホテルの
１階のロビーの
窓際の席で私は
行き交うビジネスパーソンを
眺めながら
ねるねるねるねを
練っていた。
莫大な資産を
相続で手に入れた私は
もはや雇われて
働く必要がない。
残りの人生を私は
練ることの研究に
捧げることにしたのだ。

行政さえも
マッチングアプリの開発に
関与する時代。

それでも、
婚活目的ではなく、
ねるねるねるねを練る目的
（練りモク）
で利用している人が
一定数
存在するのが、
現状なのだ。

運命の人は一度別れるっていうんだし


ずっと待っていれば

今頃幸せだったのかな

分かり合えない君のことを

もっと知りたいのは僕だけだった