#フィクション

君と手を繋げなくても

同じ空の下繋がってるから

君と同じ景色を見れるの

成功した人達は言う



『失敗しても次があるから、諦めずに何度も挑戦して、何度も頑張りなさい。』






でも、僕は今を頑張ったつもりだった
今を成功させて終わりたかった
未来はまだあるけどさ、今日、この瞬間の今はもう終わった
"たった1回"
成功した人達から見ればそれだけのこと
でも、その1回も終わった






その1回に全てを賭けていた僕に
もう次なんて無いんだけどな

ひとりぼっちで

見る夜景に

私の右肩はまだ

寂しいと泣いていて…

僕達は星空を見上げて
綺麗だとしか思わない
でも星には意味がある
だからこそあの星空は
あんなにも綺麗なんだ

星空には星座があるね
それぞれに物語がある
神様の世界や人の世界
それぞれに世界がある
僕達は星座を見つける
そこに物語を見つける
そこに世界を見つける
だから星は綺麗なんだ

僕達は沢山の星座達を
既に知っているけれど
星は数え切れない位に
この空に存在している

僕達も星座を生み出し
世界を作る事ができる
試しに作ってみようか



あそこに見えるだろう
あの６個の星は冬の華
雪の結晶とも呼ばれる
なんで雪の結晶なのか
それについてはこんな
言い伝えがあるんだよ

昔ここは神の街だった
沢山の神様が住みつき
人と共存していたんだ
一人の美しい女神様が
この街を支配していた

美しい物を好む彼女は
気に入った物を大事に
保存し毎日愛でていた
彼女の城の中は沢山の
美しい物で溢れていた

彼女が持っていた物は
どれも高価な物だった
それに目をつけた人間
真夜中に城に忍び込み
彼女の物を全て盗んだ
そして全部売り払った
勿論高値で売れるから
人間は大喜びしたんだ

朝起きた彼女は驚いた
自分の好きな物が全部
跡形も無くなっている
彼女はとても悲しんで
目から涙が溢れてきた

その日は寒かったから
涙が凍って結晶になり
雪となり積もっていく
やがて城は雪に覆われ
彼女は凍ってしまった

それから何百年も経ち
ある神様がやって来た
彼も美しい物が好きで
気に入った物があれば
星にする趣味があった

その日は暑かったのに
城周辺は寒かったんだ
神様は不思議に思って
城の扉をそっと開けた

そこには一面の雪景色
そしてその真ん中には
とても美しい女神様が
凍り付いて眠っている

神様は見惚れてしまい
女神様を邪魔しない様
雪を一掬いだけ貰って
空に上げて星座にした
これが「冬華座」だよ



ほらね？簡単でしょ？
僕達にも星座を作れる
世界を生み出せるんだ
今度は君の世界を僕に
聴かせてくれないか？

これは、あの魔女が若かった頃の、貴重な写真なのだ。あの魔女には2人の弟がいた。真ん中に写っているのが、あの魔女である。

君の頬が赤く染まったのは

僕の返り血のせいじゃない。

秋の紅葉のせいなのだ。

そして

いちご味のねるねるねるねを

練ったせいなのだ。

プロジェクトのメンバーには申し訳ないが

私はもう一人で

ねるねるねるねを練ることにした。

皆、練ることに対する意識が低すぎるのだ。

せいぜい、ねるねるねるねごっこを

続けるがいい…

あの人はいつも一人で行動していた。

大学のラウンジで、ドストエフスキーの本を読みながらねるねるねるねを食べているあの人を見かけた。

それ以来私も、ねるねるねるねを買うようになったのだ。

映画「28日後…」

人が凶暴になってしまうウイルスが蔓延したロンドンから、物語は始まる。

人々は、生き残りをかけて、ねるねるねるねを練るが、次第に、人間同士の争いに、なっていく…

賛否両論ある映画だが、僕はこの映画が好きなのだ。

特に、序盤でキリアン・マーフィーがねるねるねるねを練るシーンは、一見の価値ありだ。

書斎にて

モバイルパソコンで論文を書きながら

缶ビールを飲む。

つまみは

ねるねるねるねだ。

ホップの苦みが

ねるねるねるねの泡の中で

色になる。

この匂いで君も虜にならないかなぁ

星空を見上げ…
優しい君が目に浮かぶ、、、
お願いだから、忘れさせてよ
こんな時、一番忘れたいのに
わかってくれない、私の心
こんな私がばかに思える．

君の声は鳥の囀りみたいに心地良いもので

でもなんだかすぐに空に消えてしまいそう

卒業まで刻一刻と迫る中、
未だ君に想いを伝えられないまま

早く伝えないとって思っているのに
想いを伝えるのが怖い

ネルネ内閣が発足して1年。

ねるねるねるねは練りやすくなったが、失業率は上昇し、出生率は過去最低となった。

あの魔女に国政を任せた国民の判断が、間違っていたのだ。