#哀変わらず君は

道化師は涙に溺れ

聖職者は憤怒に沈み

愛は灰と為る世界でも

いつも｢またね｣と言う君の口から

いつか｢さよなら｣を聞くのが怖くて


君の指先を繋ぎ止めて

｢行かないで｣と言いたかった

繋ぐ手がなくなって

背中の体温がなくなって

やっと君の大切さを思い知ったよ

あいかわらず君は
蜃気楼のようで
手をのばしても
届くことなく

水溜まりに映る錆びた顔が

見苦しくてまた雨に打たれる

呑気な表情を並べて

私の心を揺さぶるの

今　　君は
付き合っている　ひとは　　いるの？

今　　君の　隣には
ぬくもり　分かち合う　　誰かが　　いるの？


・・・・・・きっと　　ひとり　、でしょ
あのまま　　変わって　いなければ　ね


どうして　　親しい人たちが　　離れてゆくのか
いい加減　　気付きなよ

常識外れな　　ルーズなところ
大人として　　無責任な　言動

それじゃぁ　　誰だって　　愛想　尽かすよ

哀しいくらい　　君は　　分かって　ないんだね

残酷だよね。
それが普通なんだもんね。
私のことは、気にしないで。
ただの独り言だよ。
ただ、悲しいだけ。

最初から要らなかったみたいに

期待させて

落としてくのね

君と二人ならば

どんな壁でも乗り越えれると

勝手に思ってました

今日を
最高に変える為に生まれたんだろ

日向みたいに微笑むくせに

さようならばかり、追っているんだね

片思いのような両思い

哀の匂いは消臭できない

恋愛に正解なんてないから噛み合わない