NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

#喫茶メルト

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全5作品 ・

1話 小さな喫茶店。

とある街の片隅に、喫茶メルトはある。
別段都会でも無い、そんな場所。けれどひとたび足を踏み入れれば、紅茶と洋菓子の良い香りが出迎えてくれる。
向かって左側にはカウンター席が6つ。右には4人がけのテーブル席がふたつ。
こじんまりとしながらもヴィクトリア朝時代の趣を感じさせる、華美過ぎない調度品の数々。
カウンターでカップを磨いているロングメイド服の人物がこちらに微笑んだ。

はやま(メイド概念)・2025-12-08 #喫茶メルト #小説

2話 初めて味わうスコーン。

ウルフカットに中性的で男女どちらにも見える顔立ち、優雅なロングメイド服姿にチェーン付き眼鏡のエトは喫茶メルト唯一の店員。
今日のお客さんは、どうやらここに初めて来店したらしい。
「スコーン…どうやって食べれば…」
カウンターに座ってメニューを眺めながらひとりごちた女性に、エトは声をかける。
「…ご注文されますか?」
「し、します!あと紅茶も」
彼女はこういう場所には慣れていない様子。
「そんなに力まなくても」
エトは可笑しそうに笑いながら準備に取り掛かる。

はやま(メイド概念)・2025-12-09 #喫茶メルト #小説

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5話 三人寄れば文殊の知恵だが四人寄るとどうなるのか。
「申し訳ございません、試食させてしまって…」
「いいのよいいのよ!」
ある日の昼下がり、エトは常連のおば様4人組にガトーショコラを試食してもらっていた。
この4人は2、3年ほど前からお世話になっている。なんでも、彼女たちの本業はショコラティエ。エトも迷った時には一目置いているのだが…
「これはもう少し苦味の強いチョコレートが」
「いえいえこのままで」
「味の好みが出てるわよ、それ」
「凄く美味しいわ!エト君上手いものね…」
「…あの…なにかアドバイスを…」
わちゃわちゃと楽しそうな彼女達についていけないエトであった。

はやま(メイド概念)・1日前 #小説 #喫茶メルト

3話 メイドによるスコーンの食べ方講座。

暫くして、彼女の目の前に湯気を立てるアンティーク調のカップとお皿に乗ったスコーンが。
「スコーンというのはスコットランド又はイギリス発祥のお菓子に御座います。半分に割って、クロテッドクリームとジャムを添えてどうぞ」
時刻は午後3時を少し過ぎた頃。
通りでお腹が空くわけだ、と呟いた彼女は美味しそうなそれをひとくち。
…目を輝かせ頬を綻ばせる彼女が微笑ましい。
「ごゆっくり、御賞味ください」

はやま(メイド概念)・2025-12-12 #喫茶メルト #小説

4話 エトと紅葉。

お店の掃除をしていたエトは、カウンター前の床に紅葉の葉が落ちているのを見つけしゃがみ込む。
「秋だな…そうだ」
ふといいことを思いつき、オーブンを振り返った。
余熱をしている間に、戸棚の奥にしまっていたもみじ型のクッキーの形を取り出すと食紅を混ぜオレンジ色の生地をつくってみた。
そのままオーブンに入れ、しばらく。
焼きあがったのは、ふわりといい匂いのするメルトオリジナルのもみじクッキー。
季節限定メニューにでもしようか…?

はやま(メイド概念)・2025-12-14 #喫茶メルト #小説

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