#天ノ寂な心

もういいよ、

視界から消え去って仕舞えよ


滑り落ちた恋心


溢れた後悔が頬を伝った時には

もう何もかも遅かったようで

好きの気持ちに蓋をしても

君の優しさで後悔してしまう

好きだからこそ貴方だけ

冷たく接しちゃうの

貴方とはもうさようなら

想えば想う程狂いそうになって

私の存在を認めて欲しくて離れたくないの

君に名前で呼ばれたい

小2からの付き合いなのに
ずっと苗字は寂しいな

新学期
名簿で君と同じクラスだって
わかったあの日

私には既に好きな人がいたから
懐かしいな、覚えてるかな、としか
思わなかったけど

失恋もどきをした私の
傷口を塞いでくれたのは君だった

何よりも、君と話すときの時間が
幸せで、安心できて
心地よかった

いつか君に名前で
呼んでもらえるように
私も頑張るね

好意を有難く受け取れても

それを持て余してしまう

私じゃなくてもいいのでしょと

お姫様ごっこはお終いだ
ｼｭﾝｶﾝ
そう告げられた瞬間
ﾄｷ
王子様がいなくなった瞬間

涙隠して笑顔でお別れを

魔法は溶けないわ、お姫様だもの

無理してなんかない

頑張ってなんかない

逃げてばっかで

苦しくなって

だからといって向き合うのも怖くて

全てを投げ出したくて

もう何も考えたくなくて

しにたいって思ったの


頑張りすぎて辛いんじゃないの

走り続けて苦しいんじゃないの

わたしのこと
美化しないでよ

強がりばかりだったんだよ
ただの弱虫だったんだよ

無償の優しさも

全肯定も

望んでいたもののはずなのに

きっと与えられてしまえば

すごく不安になって
怖くなると思う

天(ソラ)に帰る
その前に

浮つく心を
なだめすかす

あなたが居なくても
大丈夫


寂しさに
もう
慣れたから

人の温もりと名付けられた呪い

解く方法を知らないまま

小さな化け物は泣き続ける

君から別れを告げられるのが

怖かったから

私が先に嘘を吐いてしまったよ

『側にいてなんて言ってない』

本当は寂しい癖にまた君に嘘をついた

死にたい

死ぬのが怖い

ずっと揺れる

生きたいとは言えない
思えない

ただ死ぬのが怖いから

死ねないから

死にたいけど

覚悟ができるまで
流されるままに
生きていよう

大丈夫なんかじゃない
あなたにみていてほしいの
だけど平気なフリする