#太陽と月の誓い

太陽が昇るたびに君を思い出す。

あの朝焼けのように強くて、

燃えるように温かいその存在が、

俺の心に光を射した。

けど、君は月のようだった。

遠く、静かに、美しく、

決して誰にも焼き付けられない、

儚さと誇りを秘めてた。


"どうして君はそこにいる？"


と、俺が問えば、


"私は、誰かの空を照らす存在だから"


そう微笑んでる気がする。

太陽は、全てを照らし、

その眩しさゆえに誰かを傷つける。

月は、静かに照らすけど、

その優しさゆえに誰にも触れられない。

だけど俺は、君を照らすために、

燃え尽きても構わない、

太陽になりたかった。

君の冷たい孤独を、

その夜の静けさごと、

抱きしめたかった。

運命が違う軌道を描いても、

心は、いつだって君の傍にあった。


"太陽と月は出逢えない"


なんて誰が決めた？

皆が眠る夜明け前、

ほんの一瞬だけ重なる時間がある。

それが、


"逢瀬"


と呼ばれるものなら、

俺たちは、その瞬間のために、

幾億の夜と朝を越えても構わない。

たとえ世界が忘れても、

この胸の中で、

君は、ずっと輝き続ける。

太陽が沈むたびに、

君の影が濃くなっていく。

闇に浮かぶその姿が、

俺に明日を信じさせてくれる。


"会えない時間こそ、愛が育つ"


そう言ったのは、君だった。

なら、俺は、育ててみせる。

この想いを永遠の輝きに。

夜が明ければ、また君は消える。

それでもいい。

君が消えた空に、俺は昇る。

そして誓う。

たとえ、

何度生まれ変わっても、

俺は、君を照らす太陽になる。

君が望む限り、

光となり、熱となり、

その孤独を溶かし尽くすまでな。

太陽のように私を照らす貴方
眩しくて暖かくて全てを包み込む

でも明るければ明るい程
影は色濃くなる

私はずっと貴方を見詰めてるから
光も影もちゃんと見えてるよ

私は貴方のようにはなれないから
貴方から貰う光でそっと足元を灯す

交わらない軌道の中でも
心だけは寄り添いたいの

夜と朝の間の刹那に2人だけの｢逢瀬｣
そのために私たちは
幾億の夜と朝を超えていく