#想いの終止符

君がいなくても春色の花は満開になったけど

君がいないと僕の世界は開花もできないんだ

残った愛だけが重くて痛いよ

癒せるのは君だけだったのに

伝えたかっただけなんて嘘だ

届いて欲しかった想いでした

嘘でもいいから「愛してる」と言って

虚しくても「哀しい」と言わないから

愛を教えてくれたから幸せに繋がったのに

哀まで教えてくれなくてもよかったんだよ

呑んだものが毒になってしまっても

最後まで愛なのだと思って痛かった

終わらない関係を君に求めたの

君は私以外の誰を求めてるの？

君のヒロインになれたつもりでいたけれど

もう私は悪役になったも同然なのでしょう

君の幸せを願ったことは本当だけど

僕じゃない人と幸せになったことに

痛む心があることも嘘ではないんだ

君の嘘は何処か美しくて

その嘘さえ私は愛おしい

君との「またね」が実現するなら

背中合わせの寂しさも抱えようか

君とお別れをしたって

心までは別れられない

夕日は哀を誘うけれど

隣に君がいない夕日は

こんなに寂しかったか

君の心を奪ってしまった誰かさん

私を心に残さずに行ってしまえよ

知らない味に出会ってしまえば

私への愛などすぐに忘れるわね