#文字

星や月が見えないなら

無理に見上げなくていい

物語の中を歩いてたら

そりゃあ転けるときも

あるでしょう

繰り返すあの日々に

嘘なんてないはずさ

始まり出しそうな物語に

微睡みながら何かを待つ

1文字足りないし苗字も違う
でも漢字は足りない文字を除いて
同じなだけな
似ても似つかない あなた を
君と重ねてしまう

どんなに綺麗な言葉を綴ったって

気持ちがなければ何の意味もない

「もうなにも見たくない」
「もうなにも聴きたくない」
「もうなにも感じたくない」
「もうなにも考えたくない」
「感情を殺してしまいたい」
「もう作り笑いしたくない」
「もう自分に嘘つきたくない」
「もう怒られたくない」
「もう誰とも話したくない」
「もう誰も信じれない」
「もう生きたくない」
「もう死にたい」
「もう消えたい」



「ああ」
「自分がもう見えない。」
「私は何処に…」
「行ってしまったの…?」
「色んな事が私を」
「背景へ押しやっていく。」

「ねえ、それなら」
「私も文字になる」

こんにちは
私は文字
あなたに私をあげる
だから私を使って
どうかあなたを救ってあげて
私を背景にさせないように
あなたを背景にさせないように

大丈夫だよ

だって私がいるでしょ

画面の向こうで

君の綴る文字は泣いている

“いきたい”と…

常に持ち歩く一冊の本が存在する

其れは始まりが有るのだが

結末が無い小説 そう

之は僕らで描いていく物語だった

画面の向こう 近くて遠い君
どんな顔をしているのか


どれだけ僕の想いが強くても
何も知らなくて 触れられなくて


どれだけ僕の好きが溢れても
ありふれた文字じゃ伝えられなくて

文脈に血涙

逆らって文豪

君から届いた手紙は一通だけ

少しだけ右上がりの筆跡

悴む手で開けるけれど

涙の滴で滲んで読めずに

想い出も捨てられなくて＿

いずれ消える言葉の儚さ

いつかは霞む文字の刹那

忘れることなどしたくないのに。

35文字で何が書ける？

そもそも数える大変です。

35文字で何が書ける?

↑の言葉で圧縮させる事

「片想い」が美しいのは文字の世界だけだから。