貴方に
溺れてゆく
奈落の様な海に
欲が強く高い波に
足からゆっくり沈んでゆく
もうそこから出ないように
まだまだ沈む
下半身はもう海の中
必死に手を置く場所を探す
しかし、もう上半身まで沈みそうだ
顔を出し、誰か来るのを待った
しかし誰も来なかった
体が
全身が
頭から
沈みゆく
息ができない
周りが真っ暗になる
苦しくなる
まだ私はもがいては動きがゆっくりになる
貴方の名前を必死に呼ぶ
しかし苦しくなるばかりだ
うっすら気が遠くなる
貴方は終わりのない深海に漂っていた
私は手を伸ばす
貴方は微笑んでその手を掴んだ
貴方の優しさに意識が遠くなるのと同時に
私はこう言った
「いつかこうやってずっと一緒にいられたらどんなに幸せだろうか…」
アテナと不思議な仲間たち・2019-08-13 #貴方依存症 #溺れる #暗い海
