(フウマ)風磨・2025-03-24
水天一色(フウマのポエム)
短詩(フウマ)
【心にスマイルを】
ぽっかり空いた心の穴に
微笑みを贈ろう
いつしか
心の穴も優しいスマイルになるよ
【デバック】
ゲームで心の穴を埋める
クリアーしても、やり遂げても
空虚ばかりが手に入る
確かなものは、
このデーターだけに過ぎない
この手には、なにも残らない
心の隙間も埋まることはない
だからこそ、定期的な
メンテナンスが必要なのだ
心に侵食するバグをやっつけよう
ただ、ひとつの音色が
私の心に涙を落とした
生きてるというよりも耐えている
痛みに耐えているだけの日々
その先には、何があるの?
人の葛藤は、剣と剣が交じり合う
鍔迫り合いのよう
どうして親しい人の声は信じられなくて
関係ない人の声は信じてしまうんだろう
「記憶」が消せないのは
「記録」ではなく
「思い出」だからだ
「記録」が消せるのは
作り出したものであるから
「記憶」が消せないのは
「作り上げたものではなく」
「築き上げたものだからだ」
花は生きてるから美しい
咲いてこそより鮮明になる
【間際】
君は死に際、こう言った
「もっと生きたい、
でも、もう限界なの」と
君の死に際は綺麗だった
僕の生き様よりも綺麗に見えた
僕の生き様は無様だ
死の間際が美しいだなんて
悲しすぎた
〝見た目〟は変えられないけれど
〝見る目〟は変えられる
【残星(ざんせい)】
残された星は、儚くも美しかった
まるで悲しみを背負って生きてるみたい
【陰日向に咲く】
光があるところに影がある
影はもう1人の君
地面に映る影は、君自身
手を振ると振り返してくれる
いつもそばに
居てくれてるってこと、忘れないで
日陰で見守っているよ
諦めは夢幻。
夢幻の中には可能性の無限大が広がる
ずっと戦う君だから逆境に強い
そしていつしか勇者になれる
だから君の輝きは残された
だから僕は君の瞳に惹かれたんだ
その切なさに惹かれたんだ
人を避ける生活を送るようになってから
「嬉しい」という感情も避けられたようだ
代わりに、「煩わしい」という感情を
連れてきてしまったようだ
いつの間にか懐かれた
互いに居心地は悪いのに
なぜ、君は居座るのか?
連れきたのは、僕なのにね
【この世界は美しいから】
この世界は美しすぎる
自然が綺麗に見えるのは
争わずに生きているから
人が醜く映ってしまうのだ
惑わされてはならない
僕たちにも、素晴らしい心があるんだ
今日も微笑みを胸に刻んで
生きていこう