NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

#無駄な日記

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全2作品 ・


∕∕∕∕




今が最高の時だった



いつもは賑わっている階段も

優しく見守る警備のおじさんも

誰一人そこには居なかった




いつもはとぼとぼ帰る階段も

今日は雨が降りそうだったから

少し急ぎ足で降りていった

一段、二段、軽く飛んで三段…

このままいけば踏み外せると思った

あわよくば転んで転がって

この世界から逃げれると思った


でも案外上手くいくもんだな

五段飛んでもしっかり着地する

震えた足が絶対に外さまいと

不安定な地面を強く強く踏む


天候は悪くなるばかりで

風は激しく吹き荒れるのに

西の町は雨雲の間に太陽を覗かせて

聞こえる風は山の葉っぱを揺らす

移動中の烏たちの鳴き声が

ふと通り掛かった猫の鳴き声が

もう秋なのに

道端に残ってた一輪の向日葵が

不覚にも綺麗だと思ったから



今が最高の時だった

誰一人居ない最高の時だったから

私は今日も飛ぶのを辞めた

小依・2023-10-06 #無駄な日記 #美化された本音 #2023.10.06 #喜雨の言い条

この写真を見ると思い出す

記憶を辿るように

白地図を広げていた


あの日が特別な日だった

雲から覗いた西日も

風に鳴った草木の音も

夕を告げる烏の声も

偶然通り掛かった猫の声も

季節外れの向日葵も

余りにも綺麗で今でも鮮明で

忘れられない日となった

あの日があるから

私は今も踏ん張れる


高二、初めての夏の煩わしさも

高二、まだ見ぬ春の穏やかさも

高一、少し寂しかった冬も

高一、少し忙しかった秋も

また綴れるくらいに月日は流れたよ

麗儚(好き連苦手)・2025-10-06 #無駄な日記 #泡沫の続き #こぼれた思雫 #白地図を片手に #灯想録 #正確な忘れ形見 #美化された本音 #2025/10/06 #心の白表紙 #どこかで誰かが、これを読むなら。

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に2作品あります

アプリでもっとみる

他に2作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

すべてのタグ

『書くとココロが軽くなる』

私たちは、一人ひとりの持つ
言葉の力を信じています。

NOTE15 by ほその夫妻