#秋から冬へ

あなたのいない
二度目の秋が
静かに
密やかに過ぎてゆく

もうすぐやってくる
二度目の冬は
去年よりもっと
冷たくて
寂しいのだろう

冷たい雨が
季節を進めていく

秋は足早に去り
寂しい冬がやってくる

ふたりでいてさえ
寒いのに

ひとりの冬を
どうして過ごそう

秋が
静かに
通りすぎていく

舞い落ちる
枯葉の
一つひとつに

消えない後悔と
懺悔が
残る

降り積もる
悲しみ

いつまでも
癒えることなく

いつまでも
後ろを向いてばかりは
いられないから

そろそろ
前に進まなきゃ
と思うのだけれど

あなたが隣にいないことに
やっぱり
今でも慣れなくて

つい俯いてしまう

背中を押してほしいなんて
陳腐な言い訳だよね

扇風機を片付けて
ホットカーペットを出して…
ゆるりと冬支度

もう少し
心地いい秋を
楽しんでいたいのに

ひと雨ごとに寒くなり
速すぎる季節の歩みに
気持ちが追いついていかない
そんな朝

やわらかな光

葉裏に差せば

最後のひと葉が

紅に染まる

あの日のあなたと

同じように

散りゆく命を

燃やし尽くして

週明けは雨になって
また一歩
季節が進みそう

ぐーたらしてる場合じゃない

早く冬支度しなくちゃ
凍え死ぬ…。

冷たい雨に

心まで凍てつく

穏やかで

暖かい秋は

どこへ行ってしまったの

季節が私を

追い越していく

また

寒い冬が来る

朝は暖かい雨が降っていたのに
これから寒くなるらしい

家の前栽の楓の葉が
木枯しに散っていきます

秋から冬へ
一足飛びに季節が進む

皆様
風邪などひかないように
どうぞお気をつけて

雨の朝は
やっぱり少し
心が沈む

玄関脇に
落ちた紅葉

くすんだ景色の中で
そこだけ
ほっこり
紅を指したよう

雨には雨の
良さがあるのですね

色づいた木の葉が
風に舞い落ちて
大地に還る

枝ばかりになった木立が
北風に揺れる

晩秋の寂寥に
胸が痛くて

それでも春になれば
また命は芽吹くと
知っているから

寒い冬を
耐えてゆける

いつの間にか
家の楓も散り落ちて

北風の中に
冬の足音が近づく

秋が行ってしまうね

寒い冬がやって来るね

真夜中の風雨で
今朝の空気も
しっとり濡れている

楓の葉も散り果てて
今日から12月

さあ、
新しいページを開こう

さっき
晴れているのに
雨がぱらついて…
時雨の季節なんですね

家の楓も散り始めて
明日の雨の後は
一気に寒くなりそう

皆様も
風邪など
ひかれませんように

晴れたり
雨が降ったりの
肌寒い一日

冬の足音が
聞こえる
こんな午後は

あったかい
キャラメルマキアートで
ほっとひと息