#虹の綴り端

嘘の笑顔でも重ねて魅せれば

消えたいを隠せるメイクよね

呪いの台詞も繰り返してたら

いつか魔法になると信じてた

願った途端に星が流れたのは

叶う予兆じゃなかったんだね

君の心臓へ流れる言の葉先は

痛くても優しい花弁でいてね

会えない悲劇に追い打つ落胆

濡れたシナリオは報われない

いっそ悲劇なら楽だったね

笑顔の場面が溢れて痛いや

妥協の愛をover ドーズ

重ねた哀やらI am fool

咲けば散るとも知らずに君を

押し花に仕立てた私の負けね

心を知れば帰れないのに

往復切符は他の誰か向け

涙じゃ綺麗に終われないから

濁る傷痕は私だけに持たせて

夢で落ちては覚めて落とされ

現実で浮かれた天罰ねきっと

短冊を両手にお疲れのお星様

人の願いは痛みを伴うからさ

春の余熱を吸い取った雨音に

袖を引かれるのまだ弱いね私

適当に傘を押し付けられて

晴れる助走に涙が使えない

下手なキスがバレない様に

飴玉を転がして誤魔化した