#青春

良くも悪くも失敗した過去が
時間は有限だと教えてくれた

3日目

自分にも追うような恋があったこと
星が煌めく頃に思い出してはお茶が進む

4日目

二度と戻らない青春を

私にくれてありがとう

卒業したらこの当たり前が無くなる

それがどうしようもなく怖かった

卒業式の後のHR儚く散った僕の青春と

君への想いは同時に終了の知らせを告げて

青過ぎた春を永遠に忘れずにいたいと

綴る言葉の巧拙は知らねど残したくて

透影に準えた色彩は白昼夢に浮かんで

みんな次々に恋を結んで経験もして

君に縋ったままの私を通り過ぎてく

炭酸のように儚い青春の標識

過去も今も信号の色はずっと青色で

失ったものはゆっくり拾いに行こう

忘れてきたものはまた手に入るさ

紅くて甘酸っぱい小さな恋

甘い蜜だけじゃ心もたれしちゃうから

青い春の隠し味ラブベリー

痛々しくて置いてきた瑞々しい青

いつか触れることはできるのかな

私の青春は貴方が横にいるときしか、

青春感がないの。

貴方が卒業したこの学校に

私は用がないんだけど。

生徒会の会合で
僕はなぜか、あの人の
家に行くことになった。
自転車で15分ほどの距離…
あの人の家は
すぐ見つかった。
僕は
手土産として
ねるねるねるねを持参した。
あの人は
喜んでくれるだろうか。

私はね。出会えただけで良いの。
それだけで奇跡だから。
だから、両想いは凄い奇跡だね。

どうしてそうなったのか
思い出せないが
放課後
教室であの人と僕は
二人きりだった。
あの人はねるねるねるねを
練りながら
つまらなそうにケータイを
眺めていた。
着信があって
あの人は教室から出ていった。
当然のように
そこには
練りかけのねるねるねるねが
残された。
―
そこで練っていれば
あるいは青春の1ページとして
いい思い出になったのかも
しれない。
僕は練らなかった。
そして今では
練らなくて正解だったと
思っているのだ。