#もうひとりの自分

貴方の幸せが私の幸せって思えたのは

私も幸せだったからなんだね

優しさってなんだろね。

人間てなんだろね。

結局は偽善から

面倒事が起こってるんだろうね。

7ー2

キミは呆れて

人間は考えるアシカだよ

だから考えないと

いけないんだよ

難しいことを

ボクに言いました

どこかで聞いたことが

あるけれど

何かが違っています

でも何が違うのか

分からないので

黙っています

7ー5

人は支えあっているから

自分のできないことは

誰かにしてもらえば

それでいいんだよ

キミはまた

鼻を高くしています

それはキミが

算数のテストで

分からなかったら

ボクが代わりに

解けば良いと

言いたいの

キミの考えそうなことを

ボクは言いました

7ー3

人という字は

人と人とが

支えあっているんだよ

キミはまた

難しいことを

ボクに言いました

そんな難しい言葉

どこで覚えたの

ボクがたずねると

おじいちゃんが

中学生の頃

先生が言ったそうだよ

キミは鼻を

高くしています

7ー4

おじいちゃんの時代は

中学生になってから

人という漢字を

習っていたんだね

ワタシたちはもう

中学生が習うことも

勉強していたんだね

このままだと

大人になったら

セーラーマーキュリーより

賢くなっているよ

キミは想像の世界に

飛んでいきました

セーラーマーキュリーも

中学生のはずだよ

キミを現実世界に

連れもどしてから

人がどうかしたの

キミの言おうとしたことを

聞いてみました

悩みとか、将来の夢とか

全部聞いて欲しい。

でも、なんとも言えない

取り返しがつかなくなる気がして

言えないな。

どんなに
時間が過ぎても



真剣にあの日に
戻りたいと思った



懐かしいと思う
気持ちは
少しずつあきらめに
変わったけれど




心の中に
降りつもる後悔は
いつまでも消えない

私がどれほど頑張って

学校で可愛くなっても、

貴方の目には簡単に写らないのね。

自分を抉ってギリギリ

生きてる私に対して

世界は厳しい、

誰か聞いて、褒めて、

受け止めて欲しい

恋人が横にいるのを

普通に感じるのではなく、

毎日勉強をすることが

普通に感じられるようになりたい。

7ー6

分かっているじゃない

だったらなんで

今までそうしなかったの

キミはとんでもないことを

言っています

それはカンニングといって

してはダメなことなんだよ

キミに言い聞かせます

じゃあ給食のプリンを

代わりに食べてあげるのも

カンニングなんだね

キミが犯人なのに

なぜか楽しそうです

それはカンニングではなく

泥棒なんだよ

ボクは呆れてしまいます

もう期待なんてしないって

生きたいように生きるって

鏡の中の君は涙を流してる

世界も、恋も、人間関係も。

全部私にとって難しすぎる。

7ー7

これからはアンタが

国語算数理解社会だけして

ワタシが体育と

給食だけなら

二人とも得するんだよ

ボクには給食がないの

気になったので

きいてみたら

体育ばかりだと

とってもお腹がすくから

二人前は食べないと

いけないんだよ

アンタは座って

鉛筆を握っているだけだから

給食はなくても

平気なんだよ