#地図のない世界で

どれだけ「嬉しい」を重ねても

「苦しい」は残っていくものね

君が与えてくれた答えだからといって

僕にとっての答えとは限らないんだよ

苦しい記憶というものは閉じ込められないね

封じてしまったらあの頃の私は泣くでしょう

既存の色には染まれないみたいなので

新しい色と仲良くなれることを願うの

仮面を被る私が偽りでも

数ある中の一つの姿なの

嬉しくて零れる涙もあれば

苦しくて流す涙もあるから

涙を否定しない僕でいてよ

自分に優しくできない君は

今日も優しさを運ぶんだね

傷ついたフリをしておけば

本当に傷ついた時に少しは

傷は浅くて済むでしょうか

涙も自分という成分の一部で

泣いている僕も僕なんだよな

自分に似合う色を知りたい訳ではなくて

自分の好きな色に似合う人になりたいの

傷ついたことは事実としてあるんだけれど

負った傷に対して重さも深さも求めるなよ

花は踏まれる為に咲いていないの

踏まれていい花など一輪もないわ

自信は何処にいるのだろうか

僕が呼んだら来てくれるのか

昨日の笑顔は強制でも義務でもないよ

だったら、今日の涙も私の自由でしょ

「君らしくない」って言われても構わない

それも私の一部と思えばどれかの私が笑う