#夏の夜

永遠に続きそうで　　　　　
　　　　　　　　　　　　　
一瞬で終わりそうな

　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　今を君
　　　　　　　　　　　　　と
　　　　　　　　　　　　　二
　　　　　　　　　　　　　人
　　　　　　　　　　　　　で
　　　　　　　　　　　　　い
　　　　　　　　　　　　　た
　　　　　　　　　　　　　い

君と見た花火は

今まで見た花火よりも

とっても切なく美しく見えた。

貴女の浴衣姿に

つい見惚れてしまった

あの夏の夜

君が死んでしまっても、
想い出は誰かの中に残り続ける

「僕を利用したらいいよ」

あの夜君に言ったこと嘘じゃない

君は時々寂しそうに

「どうして傍に居てくれるの」

そんな陳腐なことを問う

僕らの関係に名前なんて無いから

それで君が不安になるなら

「僕ら恋人になりませんか」

自分の昔話を優しい言葉で表せるようになった。
別にドラマみたいな何かがあったわけではないけれど。
なんだか不意に
ベランダに出て夏の匂いを感じたくなった。
「夏夜のマジック」と共に
ベランダから見える暗闇をずーっと見つめる女の子。

夏の夜

静かな風に

交わるは

線香花火と

貴女の香り

夏の夜に妖艶な花を咲かせる
月下美人⎯
甘くて切ない香り
君はとても麗しい

夜空に満月が浮かぶ
君と僕を合わせて
月の裏側で秘密のキスしよう

お祭りなのか
風にのって

心地よい
音楽が何処からか
響いてくる

今宵


夏の始まりを感じさせる、

心地良い冷たい風が頬を撫で



春の残り香が私を堕とす




今日も夜に包まれてゆく＿＿

息を吸い

目を閉じ

記憶の糸を巡る

彼が花火大会に行けない(行きたくない)からって買ってきてくれた花火セット。





火を着けると目の前で輝く光。





後ろで「こんなもので楽しめるなんてまだまだ子供ですね。」なんて言いながらクスクスと笑う君。





少し腹が立ったから冗談めかしながら「じゃあ大人にしてくださいよ。」なんて言ったら





私の顎をくいって持ち上げて、視線を絡ませながら「どんな教育がお好みなんですか？」





なんて言いながら頬に触れる。





期待と恥ずかしさから視線を逸らすとまた笑われる。





＿早く大人になりたい。＿





なんて想いは、落ちる線香花火の火の粉のように儚いものだった。




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45rabbitと夏の一興

祈ってはいけません。

祈りは

前向きな絶望だから。

[短歌]
夜半の夏　電車で
掴む？　と二の腕を
差し出され握つた
忘れられない
(タグでしゃべってます)
(感触、とか汗)

ある夏の夜に空を見上げた
花火が上がる音がした
その方向に振り向くと花火が上がっていた
ふと、あの人を思い出した
「あの人と見たかった」心の中でそうつぶやいた
その時また花火が上がった
花火の音に合わせて「来年は一緒に見ようね」
そんなことを思いながら空に放った
花火が上がって静かに散っていった
届いたかなあの人に