#拝啓、泡沫へ

何度「これが最後」と誓っただろう

進めば進むほど崩れていくだけなのに

あの日よく頑張ったって

思えるまでに

沢山の葛藤があったね

あのとき君はどうして

月を拒んだのか聞きたくなった

あのとき僕はどうして

太陽を憎んだのか知りたくなった

手を伸ばしたその先で

望んだ未来は掴めたかい

繋がっているのは絵空だけ

誰かと感じた幸せも

どうせ私が作り上げた想像

ごめんねと微笑む君の

泣き処になりたかったの

風に揺られて涙に霞む

視線の先に君がいたんだ

過去の私を"君"と喩えて

あの日の君に沢山綴りたい

水面に映った心の反射

こんなに揺れ動いてるんだね

死にたいって呟きながら

寒いって暖をとるくせに

いいよ夜明けまで

君が雨で眠れないなら

僕がライトになってあげる

綺麗に包むのは自分の為

汚れたままじゃ愛せない

宛先を見失ったのなら

戻っておいで私の想い